「うわぁ、涼しげでいいですねぇ」
お部屋に入ったとたん歓声をあげてしまったのは、予約が取りづらいことで有名な人気店『かけはし』さん。
2016年8月中旬の猛暑のなか、スッキリ爽やかになれるお料理をいただいてきました。
視覚・味覚・嗅覚、ココロも存分に満たされるお料理とおもてなし、ご紹介しますね。
目次
郷土味かけはしのメニューは?
昼夜ともコース料理のみ。昼の部は3,500円~、夜の部は5,400円~。
お酒は日本酒を中心に、焼酎、ワイン、梅酒、ビール、ソフトドリンク。
入手困難な山口県・旭酒造『獺祭』(だっさい)も揃ってます。
四合瓶(720ml)で40,000円する「山口県 旭酒造 獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き その先へ 720ml」、飲んでみたいわぁ~。
郷土味かけはし、ミホが食べたのは?
冬瓜の酢のもの。
優しい酸味とシャキシャキの食感が、体内にたまった熱気と疲れを吸い取ってくれるよう。
「ええっ!これは何ですか♪」
大きな蓮の葉の上に、雨露のようにちょこんとのってやってきたのは、
雲丹のゼリー寄せと、酢蓮根。
一口でいただいちゃうのはもったいないけれど、勇気を出してお口へ。
最初はツルリ、そこから雲丹の濃厚な旨みが広がってゆく、至福の逸品です。
あぁ、これ、10個くらいまとめ食いしたい♪
いついただいても新鮮ぷりぷりな、おつくり盛合せ。
尾道に縁が深い女流作家 林芙美子さんの「放浪記」が書かれた器も素敵!
尾道名物「でべら酒」。でべらの旨みと甘みが溶け出して、クセになる味わいです。
とうもろこしの焼きものかと思いきや、
肉厚な白身魚の上に、とうもろこしがのせてあるのです。
「柿本大将、よく思いつくなぁ」と感心するとともに、「どれだけお客様に喜んで欲しくて、日々努力を重ねてるんだろう」と頭が下がります。
コースが進うちに、もうほんと、味覚も視覚も心もメロメロ。
少し早く秋と、夏の名残りを感じる、贅沢な鱧松!
上品なお出汁で薄味仕立てなので、鱧と松茸の香りと味わいをしっかり受け止めながらいただきました。
続いて揚げもの。
そろそろお腹がいっぱいになってきたけれど、美味し過ぎるのでお箸が止まりません。
素材に合わせてふんわり、さっくり揚げてあり、日本酒、ビール、それぞれが合うお味。
〆は出汁茶漬けとお漬物をいただいて、もうおなかパンパンです。
そう言いつつ、濃厚プリンまでしっかり完食。ごちそうさまでした。
あぁ、今回も大満足&大満腹。本当にありがとうございました。
郷土味かけはし、他の季節のお料理はこんな感じ
郷土味かけはし、雰囲気や接客は?
1階には個室が3室(2名~8名まで対応可能)、2階はお座敷(20名まで)。カウンターも数席あり。
玄関、お部屋、お手洗い、いたるところに季節の草花が活けてあり、心が和みます。
予約時の電話応対、お出迎えからお見送り、お料理を出すタイミングや声がけなど、行き届き過ぎるほどの目配り気配り心配り、とにかくおもてなしが素晴らしいんです。
宴席・接待・御祝・お結納などの目的、苦手な食材やアレルギーなど、その人その人に合ったお料理を仕立ててくださるので、どんな方でも安心してご案内できますよん。
唯一困るのは、冒頭にも書いた「予約が取りづらい」こと。早めの予約を心がけましょう。
お店情報
〒722-0036 広島県尾道市東御所町3−12
電話: 0848-24-3477
http://kakehashi.hp.gogo.jp/pc/