山岳遭難のニュース等で「自分の位置情報をスマートフォンから知らせる方法」が各メディアで紹介された影響か、ここ数週間ほど位置情報発信方法に関するお問合せをよくいただきます。
「テレビでやってたけど、やり方がよく分からんのよ」とおっしゃる方が多数。
あらゆるアプリで通知可能なのですが今回は利用者数の多い、Googleマップ、LINE、facebookメッセンジャーでの発信方法をご紹介しますね。
目次
位置情報発信とは?
スマートフォン等に搭載されているGPS(※1)機能を使い、アプリ等で自分の位置情報を知らせたい相手・グループへ通知することです。
遭難や知らない土地での事故発生時に関係機関や友人知人へ自分の位置情報を知らせたいとき、待合せですれ違ってしまったとき、今いるお店やこれから行くお店の場所を知らせたいときなど、あらゆるシーンで役立ちます。
わたしはグループでサイクリングを楽しむ際、途中ではぐれてもお互いの位置関係が分かるよう設定することが多いです。
※1.GPS機能とは、人工衛星からの電波で地球上の現在位置を測る装置。全地球測位システムのこと。
位置情報発信方法
様々なアプリで位置情報発信が可能ですが、まずは自分が使い慣れているアプリでの方法を覚えておきましょう。
Googleマップ編
移動しながらの位置情報共有にオススメ。
1.Googleマップを起動し、画面左上の「三」をクリックします。
2.「現在地の共有」をクリックします。
3.「使ってみる」をクリックします。
4.現在地情報共有時間を設定します。イベント時ならイベント終了予定時刻くらい、トラブル時なら安全が確保できるまでと考え「自分で無効にするまで」がいいでしょう。
5.「4」で時間を設定したら、下にある「ユーザーを選択」をクリックします。
6.端末に入っている連絡先リストが表示されるので、送信したい相手を選びます。
7.使用中のアプリ一覧が表示されるので、使いやすいアプリのアイコンをクリックすれば送信されます。
Googleマップの場合、自分が移動しても常に最新の位置情報を発信し続けてくれるので安心です。
迎えに来てもらう場合など、相手の位置情報も共有してもらえば、「〇〇交差点を過ぎたからもうすぐ来てくれる」と分かるのも便利ですよ。
※Googleアカウントへのログインが必要です。アンドロイド(android)ユーザーの方はGoogle IDとパスワードの確認、Googleアカウントをお持ちでない方は登録をお願いします。
LINE編
移動しない場合の位置情報発信にオススメ。
1.位置情報を送信したい相手またはグループとのトーク画面を開き、画面下の「+」をクリックします。
2.「位置情報」をクリックします。
3.現在地の地図が表示されるので「この位置を送信」をクリックします。
4.トーク画面で送信が確認できます。
普段LINEを使い慣れておられる方ならこの方法が一番簡単ですが、移動のたびに同じ作業をしないといけないのがちょっと面倒。
「助けが来るまでここを動きません」とか「あなたが来るまでこのお店にいます」などの場合には、便利です。
facebookメッセンジャー編
短時間のリアルタイム位置情報共有にオススメ。
1.位置情報を送信したい相手またはグループとのメッセージ画面を開き、画面下の「+」をクリックします。
2.「位置情報」をクリックします。
3.「OK」をクリックします。
4.現在地の地図が表示されるので「60分間リアルタイム位置情報をシェア」をクリックします。
5.この場所(現在地)と近隣スポットが表示されるので、送信したい場所を選択し送信マークをクリックします。
普段メッセンジャーを使い慣れておられる方ならこの方法が一番簡単だと思いますが、難点は60分間しかリアルタイム位置情報がシェアされないこと。
時間が読めないトラブル発生時や待合せ等には、使わないほうがよさそうですね。
注意点
とても便利な位置情報発信・位置情報共有機能ですが、注意点を2つ書き添えておきます。
予備バッテリー
スマホのバッテリーが切れてしまっては、使えるものも使えません。
不測の事態に備えて、日頃から予備バッテリーやモバイルバッテリーを携帯する習慣をつけておきましょう。
セキュリティ
「設定してあげるから、スマホ貸してごらん」という甘言に注意。本当に信頼できる人にしか、自分のスマホを触らせてはいけませんよ。
わたしは仕事柄、他人様のスマホやPCを設定させていただく機会が多いですが、本人様にも一緒に画面を見てもらいながら操作するようにしています。
また、スマホを落としてしまったときや、アカウントののっとりに備えて、セキュリティ設定もしっかりしておきましょう。
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