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尾道ラーメンの魅力とは?歴史・味わい・特徴を解説!あっさりから濃厚・変わり種まで、ミホのオススメ8店♪

「尾道といえば、尾道ラーメン」といっても過言ではないほど、全国的に有名で、ファンが多い尾道ラーメン。

わたしも幼少期から大好物で、祖母に手をひかれて『朱華園』さんや『つたふじ』さん、『みやち』さんへよく連れて行ってもらっていたのが懐かしいです。

尾道ラーメンって、いつからあるの?
どんなスープや麺なの?
オススメのラーメン店は?

皆さまの疑問にお答えしていきますね。

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尾道ラーメンとは?

 

尾道ラーメンは、広島県尾道市を中心に備後地方で愛されてきたご当地ラーメンで、その歴史は1940年代に台湾出身の朱さんによって始まったと言われています。

尾道ラーメンの特徴は、鶏ガラと小魚の出汁をベースにした濃厚ながらも透き通った、旨みの濃い醤油味のスープです。このスープには、お店によっては瀬戸内海の小魚も使われ、独特の風味を生み出しています。

特筆すべきは独特のトッピングでしょうね。プリプリとろ~り食感の豚の背脂が、ラーメンに深いコクをもたらしています。

お店ごとの個性があるので一概には言えないのですが、一般的に「尾道ラーメンの特徴」と言われているものは以下の3点でしょう。

〇小魚出汁のきいた醤油スープに、豚の背脂が浮かんでいる(※小魚を使っていないお店もあります)

〇麺は細めの平打ち麺

〇具はメンマ(シナチク)、ネギ、あっさり薄切りのチャーシュー

 

尾道ラーメンの歴史

 

1920年代に中国福建省から来日した人物が考案し、屋台で出していたという説もあります。

実は、1900年代のラーメンブームが起こるまで、地元では「尾道ラーメン」という呼称はありませんでした。殆どのお店が「中華そば」か「ラーメン」と、シンプルな表示をしていたと記憶してます。

テレビ番組やグルメ雑誌から「尾道ラーメン」という言葉が生まれ、尾道のお隣福山市の「阿藻珍味」さんが箱入りの土産品を販売されて以来爆発的な人気になって、今に至ります。

 

「尾道ラーメン」の幟をかかげる新店が多く生まれていますが、今でも頑なに「うちのは中華そばじゃ!尾道ラーメンじゃない」とおっしゃる店主もいらっしゃいます。

 

尾道ラーメンはどこが発祥地ですか?

 

尾道ラーメンの発祥地は、もちろん広島県尾道市です。昔から尾道に伝わる中華そばを研究改良して、生まれたものだと言われています。

戦後、多くの中華そばの屋台が現れ、尾道ラーメンは徐々にその形を成していきました。

わたしが幼い頃(1970年代)には、確かにまだチャルメラを吹きながら流しているラーメンの屋台が、いくつかありましたね。夜中に長江通りまで走って食べに行ってたのが、懐かしい!

 

尾道ラーメンはどんな味?尾道ラーメンと普通のラーメンの違いは何ですか?

 

尾道ラーメンの最大の特徴は、スープと麺でしょうね。

多くの尾道ラーメン店のスープは、鶏ガラを使った醤油ベースで、瀬戸内の小魚が隠し味として加えられています。背脂のミンチがスープに浮かんでおり、しっかりしたコクを出しています。(※小魚を使っていないお店、豚ベースのお店もあります)

麺は細目の平打ちで、もちもちした食感が特徴です。

 

尾道ラーメンのスープ・出汁は?

 

尾道ラーメンのスープ・出汁の秘密は、鶏ガラと瀬戸内の小魚を使った出汁の旨さだと思います。独特の風味とコクが生まれ、平打ち麺との相性抜群です。

動物系と魚介系の出汁を組み合わせたダブルスープや、昆布・野菜をふんだんに使用したスープのお店もあり、これもまた絶品なのです。

ひとくちに「醤油スープ」といっても、出汁の取り方、濃さなどはお店それぞれ。何店も食べ歩いて、自分好みのラーメンを見付けるのが楽しいですよ。

近年は瀬戸内海の素材を活かした鯛ベースや塩ラーメンも増えてきてるので、そちらも要チェックです。

 

尾道ラーメンの隠し味は何ですか?

 

尾道ラーメンの隠し味は「瀬戸内の小魚から取った出汁」だとおっしゃるお店が多いですね。

瀬戸内海近郊の小魚が、コクがあるのにあっさりしている尾道ラーメンの味の決め手となっています。深い奥行きと独特の風味は、病みつきになる美味しさです。

 

尾道ラーメンの麺は?加水率は?

 

尾道ラーメンの麺は、加水率が約30%以下の中加水麺を使用しているお店が多いと言われています。(一般には30~35%が標準)

この加水率により、麺は固めで歯ごたえがあり、スープとの絡みも良くなります。尾道ラーメンに使われる平打ち麺は、スープをよく吸い込み、味わい深い一杯を作り出します。

ちょっとだけ困るのは、スープをよく吸うので、早く食べないとスープがどんどんなくなっちゃうことですね。このせいか、尾道のラーメン店では、替え玉の設定がないお店がほとんどです。

【尾道市の製麺所】
〇はせべ
製麺所には販売所が併設されていて、一般の方も購入可能です。
〇井上製麺所
創業60年を超える老舗製麺所。熟成平打ち生麺が有名です。
〇中村製麺所
麺に添加物を使用せず、小麦本来の味を大切にされています。

 

尾道ラーメンの特徴のひとつ「背脂」とは?

 

尾道ラーメンになくてはならない、背脂。スープの表面にたくさん浮かんでいます。味に深みを出すとともに、視覚的にもインパクトが強いですね。

豚の背ロース部位の脂身から取った背脂は、融点が低いためスープに溶け込み、なめらかで濃厚な口当たりを生み出してくれます。

この背脂が尾道ラーメンの独特で豊かな風味と食感を作り出し、多くのラーメン愛好家をトリコにしています。

醤油ベースで煮込んである背脂が多いですが、お店によっては、揚げ背脂や、ネギで香りづけした背脂など、様々な工夫がされています。

いわゆる「背脂チャッチャ系」のラーメンで使われるものとは、食感や風味が全然違うのも特徴の一つです。

 

ミホのオススメはどこ?

 

休日ともなると、人気店は大行列!

各店の定休日をチェックしたうえで、平日に食べ歩くのがオススメです。

 

因島『西華園』(せいかえん)

 

しまなみ海道の橋を渡って行く価値あり。

一見シンプルながら、奥深い味わいのあるスープに感動します。

尾道ラーメンも激旨ですが、わたしは台湾ラーメンがお気に入り。

ピリ辛加減とネギだくがたまりません♪
 

 

尾道商店街『東方記』

 

薬膳火鍋と本格麻婆豆腐が絶品の中華料理店。

「医食同源」がコンセプトのこだわり店主が作る尾道ラーメンは、薬膳スープがベースになっています。

わたしのお気に入り、薬膳尾道ラーメン。

ほのかに八角や海鮮干物の香りもして、ほんと体によさそう♪

 

尾道中浜通り『オノミチ潮ラーメン でんやす』

 

瀬戸内海産の鯛、鮮魚、海老の旨みが優しく染みわたる潮ラーメンと、細部までこだわりぬいたトッピングに感激しまくりです。

純米吟醸酒と合う潮ラーメン。

わたしのお気に入り「特製すまし潮ラーメン」。

山葵の辛みとカラスミの風味が秀逸な〆茶漬けまで、しっかり楽しみましょう。

 

尾道新開『一楽』

 

絶品「中華ちまき」が有名ですが、ラーメンのクオリティも高くて、カリサクジューシーな鶏唐揚げも美味しいのです。

中華そば、うめだいこん(ラーメン)、担々麺、大好き。焼きそばも人気です。

写真は担々麺ハーフ。

行かれる際は中華ちまきも是非召し上がってくださいね。

 

尾道新開『クラウン』

 

「日本一狭い厨房で、絶品中華料理を作るお店」として有名。

煮干し出汁のきいた中華そばが定番ですが、味噌バターラーメンも大人気。

餃子、ピータン、酢豚、塩味のあっさり天津飯もオススメです。

 

尾道海岸通り『尾道ラーメン喰海』(くうかい)

 

尾道のなかでは、ダントツあっさり派。

スープは、「小魚系」「とんこつ・鶏がら・野菜等」のダブルスープ!

わたしは「塩レモンラーメン」「夏の冷たいトマト塩レモンラーメン」「ネギラーメン」が大のお気に入りです。

ラーメン王石神氏プロデュースの「炙り角煮ラーメン」や、新登場の「餃子ラーメン」も大人気!

 

東尾道『萬來軒』(ばんらいけん)

 

「濃い~ぃラーメンが食べたい」と思ったら、迷わずココ!『喰海』とは対照的に、どっしり濃厚な醤油スープが特徴です。

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わたしは尾道ラーメンベースの担々麺と酸辣湯麺がお気に入り。

あとで何倍でも水が欲しくなりますが、ほんとクセになる美味しさです。

 

尾道新開『拉麺またたび』

 

呑んでつまめる呑兵衛好みなラーメン屋さん。

化学調味料不使用・無添加の、あっさりさっぱり優しいお味のスープが特徴。

わたしのお気に入りは『メンマ拉麺』。

チャーシュー、鶏、ドライフルーツなどが入る汁なし混ぜ麺「香麺」も気になる~!

 

おとりよせ(通販)

 

「尾道まで行くのは遠いなぁ」という方は、各店の味をお取り寄せでお楽しみいただけます(^^)

とはいえ、やっぱりお店でいただくのが一番! ぶらり尾道散策&食べ歩きにいらしてくださいネ。


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投稿者プロフィール

本谷美穂
本谷美穂
尾道・しまなみ海道のブロガー&サイクリスト。
ソーシャルメディアを活用した販促支援、ワードプレスベースのホームページ・ブログ制作を行っています。

SONY イメージング・プロ・サポート会員

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