天保3年(1832年)創業の名店『宮徳』さんが、2022年11月30日をもって閉店されることになりました。
全国にファンを持つ名物「せいろすし」をはじめ、尾道最古の寿司店として不動の人気店をはくしてこられた『宮徳』さんの閉店発表は、さみしくてなりませんね。
2022年11月25日までは、通信販売または店頭受取で「冷凍せいろすし」の販売をされるとのことで、おとりよせいたしました。
11月中に味わっておきたい「せいろすし」、ご紹介しますね。
2022年11月30日閉店
2022年10月に宮徳六代目 沼田邦博大将が急逝され、2022年11月30日をもって190年の歴史に幕を下ろすことにされたそうです。
謹んで大将のご冥福をお祈りいたします。
◇店舗:休業
◇冷凍せいろすし販売:11月25日受付分まで宅配・店頭受け渡しで販売
冷凍せいろすし おとりよせ
「冷凍せいろすし」のおとりよせは、ホームページから注文できます。
▽
https://www.miyatoku.co.jp/order/
〇陶器:1個2,200円
〇簡易容器:1個1,950円
+送料:1,500円(消費税込) ※北海道・沖縄は500円追加
支払方法:クレジットカード、コンビニ決済、代金引換
冷凍せいろすし、いただきました
簡易容器10個セットを注文しました。
届いて嬉しい気持ちとともに、「江戸の味をいただけるのも、このセットで最後かぁ・・・」とさみしさがこみあげてきます。
「せいろすし」はもちろんのこと、握り寿司、焼きもの、煮物、手づくりアイスクリームまで、本当に美味しい『宮徳』さん。
簡易容器のお召し上がり方。
自然解凍してから、電子レンジで温めるのがいいそうです。
小海老のそぼろがたっぷりのった「せいろすし」。
10個といわず大量に追加注文して、保存しておきたい気持ちにもかられます。
ガリを取り出してからラップをかけて、電子レンジへ。
あぁ、甘やかで豊かなこの香り。
焼き穴子、椎茸、かんぴょうを混ぜ込んだ寿司飯に、錦糸玉子と小海老のそぼろをのせて蒸す「せいろすし」。尾道人には「ぬくずし」の愛称で親しまれてきました。
子どもの頃から大好きだったなぁ。
大学に進学してからは、亡き母がしょっちゅう宅配便で送ってくれていたなぁ。
母が入院・手術を繰り返した数年間は、毎週のように新幹線で帰省して、夜に『宮徳』さんへ伺うのが癒しのひとときだったなぁ。あの頃はまだ五代目大将がお元気で、カウンター席でアテや握りをいただきながらお話するのが楽しかったなぁ。
2008年に尾道へUターンしてからもちょくちょく伺って、2016年にカープが25年ぶりの優勝をとげた夜には、六代目大将と一緒にはしゃぎまくったなぁ。
美味しい。ほんと美味しい。
穴子の旨みに、甘辛く炊かれた椎茸、ふんわり玉子、甘く濃厚な海老そぼろ、心まで包み込んでくれる寿司飯。
幼い頃からの思い出とともに、ひとくち、ひとくち、大切にいただきました。
・・・こう書きながら、涙が出そう。
『宮徳』さんの「せいろすし」を味わっておきたい皆さま、11月25日までにご注文くださいね。
『宮徳』さんに関する記事一覧はコチラ
お店情報
宮徳(みやとく)
〒722-0045 広島県尾道市久保2丁目23−16
電話: 0848-37-3652
https://www.miyatoku.co.jp/