「鍋」を愛する人々が、尾道市で毎月1回、月替わりの鍋を楽しむ尾道鍋研究会。
2018年2月例会のお題は、尾道鍋研究会初の「ゲンチョウ(舌平目)」。
場所は尾道海岸通り『すし処 絲魚』さん。
2018年2月例会 お料理ラインナップ
まずは、ビールでかんぱーい♪
ヒラメの昆布〆。
ゲンチョウのお刺身。
弾力と甘みがあって、いくらでもいただけそうな美味しさ。
ゲンチョウの骨せんべい。
香ばしくてパリパリサクサク、あぁもうビールが止まりません。
尾道鍋研究会初、ゲンチョウのお鍋。
『絲魚』の前川大将に「尾道らしいお鍋考えて」とお願いしたところ、「ゲンチョウの鍋が旨いよ」と教えていただいたもの。
ゲンチョウといえば煮付けかバター焼きのイメージが強いので、どんなお鍋になるのかドキドキワクワクでこの日を待っていました。
ゲンチョウ以外の具材は、エリンギ、ブロッコリー、白ネギ、えのき、水菜、厚揚げ。
ゲンチョウを厚切りにしたものだけでなく、海老や大葉を巻いた創作串も。
薬味は生姜、バター、黒胡椒。
「スープは潮出汁、優しい塩味に仕立ててます。バターが合うので、いろいろ試してみてください」と前川大将。
海老を巻いたゲンチョウ、最高です。
プリプリで甘い海老と、火が通ってふんわり柔らかくなったゲンチョウの食感の違い、味わいの融合が素晴らしい。
清涼感のある大葉巻きもすごく好みでした。
ゲンチョウのお鍋がこれほど美味しいとは嬉しい驚き、「鍋研ベスト10にランクイン決定じゃね!」と盛り上がりましたよ。
「このスープ、ぶち美味しい!」
絶賛の声が止まらなかった潮出汁は、そのままでも絶品なのだけれど、バターと黒胡椒を足すと至福の味わいになるのです。
ブロッコリーや厚揚げも、ゲンチョウ鍋にナイスマッチング!
〆は雑炊。
ゲンチョウの濃厚な旨みが出た潮出汁の雑炊、おなかいっぱいなのに完食しちゃう絶妙なお味です。
バターと黒胡椒を加えた洋風雑炊は、「ゲンチョウリゾット」と呼んじゃいましょうか。
あぁ、美味しかった!!!
ゲンチョウ 尾道あるある
瀬戸内海で獲れる舌平目は、尾道近郊では「ゲンチョウ」と呼ばれ、煮付けやバター焼きがよく食卓にのぼります。
尾道っ子にとっては子どもの頃から慣れ親しんだお魚なのですが、それゆえに・・・
「憧れの響きだった『舌平目のムニエル』が、ゲンチョウのバター焼きと同じもんじゃゆうて知ったときのショックったらなかったよね!」
「ほうよほうよ!都会のフランス料理店で『これゲンチョウじゃん!』って、泣きそうになったことあるわ!」
なんて、盛り上がるのです(笑)。
すし処 絲魚 (イトイ) 通常メニュー
ランチメニューは、お得な定食、特別定食。
『絲魚』さん名物料理「つぼ焼き寿司」と「海賊巻き」は、数々のテレビ番組や雑誌で紹介された人気料理。
会席料理は3、000円~。
他、一品料理も豊富にラインナップされています。
すし処 絲魚 (イトイ) お店情報
すし処 絲魚 (イトイ)
〒722-0035 広島県尾道市土堂1丁目13−11
電話: 0848-25-5105