『尾道の本 Ver.2』「パワースポットと石」を読んだ瞬間、「もっともっと知りたい!調べてみたい!」と探求心に火が点いた尾道巨石ミステリー。
岩屋山山頂から登った朝陽が、千光寺ご本尊を照らすのを目の当たりにした2016年冬至の朝。
「夕陽のミステリーもこの目で見たい!」と、千光寺対岸にある岩屋山へ行ってきました。
わたしを刺激してやまない尾道巨石ミステリー、ご紹介しますね。
尾道三山と岩屋山をめぐる巨岩ミステリー
数年前から気になってはいたのですが、2016年12月刊行の『尾道の本 Ver.2』「パワースポットと石」(尾道市立大学 芸術文化学部長 デザインコース 稲田全示 教授)を拝読してガゼン興味が湧いてきました!
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冬至の朝陽(ご来光)と『隠された神話』(稲田全示先生著)についてはコチラ。
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2016年 冬至の夕陽
「冬至の夕方、太陽は岩屋山山頂にある巨石の割れ目へ沈む」
えーっ、マジで!?
千光寺のご本尊を朝陽が照らすのを目の当たりにし、夕陽も見なくては気が済まなくなってきました。
初めての岩屋山
向島を走る国道317号線から少し入ったところの狭い道を通り、高速道路(西瀬戸自動車道 通称:しまなみ海道)横の道を、岩屋山へと進んで行きます。
しばらく坂道を登ってゆくと、「岩屋巨石」と大きく書かれた紅白ののぼりが、たくさんはためいている地点へ到着。
ここが岩屋山ミステリーツアーのスタート地点なのです。
かなり急勾配な坂を登りきると、
岩屋山ミステリースポットの立派な案内板が立っています。
鳥居をくぐって、いざ聖域へ。
ある程度は整備も掃除もされているものの、落ち葉が多く舗装されていない山道が多いので、行かれる際は歩きやすい服装と靴をお勧めします。
分かれ道には案内板が立ってるので、迷うことなく進めるのがありがたい。
少し息をきらしつつ、「3.岩屋巨石正面」の広場に到着。
高速道路と向島の町並みがよく見えるビュースポットでもあります。
広場の奥には、古代ロマンを感じずにはいられない岩屋(岩の祠)。
巨石に梵字や仏像が彫られており、線刻も数ヶ所確認できます。
ここから道が更に斜度を増し、けっこうな登山気分。
横向きの大きな岩と、薬師堂が見えてきました。
猪のようというか、『もののけ姫』に出てきた「乙事主 (おつことぬし)」を思い出す迫力。
「5 千光寺パノラマビュー」地点からは、
ご来光を拝んだ千光寺本堂を正面に見ることができます。
冬至の夕陽が沈む巨石の割れ目
こちらが、夏至の朝陽が登り、冬至の夕陽が沈むと言われている巨石の割れ目。
右手の巨石には、不動明王が大きく彫られています。
お天気がよければ、このように美しい夕焼けが見れるのですねぇ。
あいにくこの日は曇っていて、厚い雲が空を覆っています。
ご来光が綺麗に見れただけで儲けものかな、夕陽はまた出直そうかなと思いつつ待っていたら、
ほんのわずかな間でしたが、夕陽が顔をのぞかせてくれました!!
神様、ありがとうございます。
冬至の夕陽が割れ目へ沈むのを、この目で見れました。
「夕陽までに登らなきゃ!」「陽が沈む前に下山しなきゃ!」とすごく世話しない岩屋山訪問でしたので、近いうちにゆっくり訪れてみようと思います。
岩屋山
広島県尾道市向東町(向島)
https://www.ononavi.jp/sightseeing/showplace/detail.html?detail_id=729