お好み焼きといえば、生地にキャベツや薬味を混ぜてふんわり焼く関西焼きと、クレープ状の生地にキャベツや具材を重ねて焼く広島焼きが代表格ですよね。
「どっちが好き?」
「どっちが本場?」
なんて話題でよく盛り上がります。
わたしはどちらも好きですが、尾道で暮らしていると食べる機会が多いのは尾道焼き。
「え?尾道は広島県内なんだから広島焼きでしょ?」と思いますよね?
ふふ、広島県のなかでも、地方によって焼き方や具材に特色があるのです。
目次
広島焼きの特色
小麦粉を水でのばした生地をクレープ状に薄く焼き、その上へキャベツ・ねぎ・肉・茹で麺などの具材を重ね、ひっくり返して具材を蒸し焼きにします。
デフォルトでソバかうどんが入るのも特徴の1つ。
初めて大阪でお好み焼きを食べたとき、「モダン焼き?そばに追加料金がいるの?」と驚いたものでした(笑)
詳しい焼き方はこちら「おこけん基本の作り方」をどうぞ。
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http://www.okoken.net/cooking/index.html
広島県内のご当地お好み焼き5選
尾道焼き(尾道市)
ミホのソウルお好み焼きです。
砂ズリ(砂肝)とイカ天が入るのが特徴。
ソースは「オタフクソース」または、オリジナルブレンドのお店にわかれます。
写真は尾道市新浜『あそう』さんの「尾道麺のカリカリ焼き・ねぎだく」。
三原焼き(三原市)
キャベツ・肉・そばをソースで炒め、しっかり味をつけてからくるみます。
鶏肝を入れているお店が多いそう。
ソースは三原「テングソース」が大人気!
写真は三原『ファンシーフリー』さん。
いんおこ(尾道市因島)
そばでなく、うどんを入れるのが一般的。
ちくわ、カマボコ、のしイカ、コンニャクなど珍しい具材が入ります。
ソースは「ミツワソース」が人気。
写真は尾道市因島『米ちゃん』さん。
府中焼き(府中市)
ミンチをたっぷり入れ、とけた脂で麺をカリカリに焼くのが特徴。
たまらなくビールに合うお好み焼き。
写真は東福山『くいしんぼうキャベツ』さんの「府中風炙りネギマヨ」。
たけはら焼き(竹原市)
酒蔵が並ぶ竹原市では、生地に酒粕が入るのが特徴。
酒粕の風味とコクが強く、日本酒に合うお好み焼きです。
写真は『ほり川』さん。
まとめ
ご紹介した以外にも、お米が入る「庄原焼き」、細うどんの「呉焼き」、カープソースと唐い麺の「三次唐麺焼き」なども有名です。
広島県ご当地お好み焼き、ぐるり食べ歩くのも面白そう。
小麦粉とソースは高糖質なので、運動いっぱいしなくちゃですね(笑)。