「富士山登山に向けて、少しでも練習しなくては!」と、尾道三名山の1つ「大宝山」へ登ってきました。
と書くと「尾道にも登山向きな山があるんですね」と思われそうですが、皆さんよくご存じの「千光寺山」でございます。
標高が200mに満たなかろうと、自分の足で登れば登山!(笑)
尾道市街地と尾道水道を眺めながらのゆるゆるウォーキング、ご紹介しますね。
大宝山(千光寺山)
標高:144.2m
住所:〒722-0032 広島県尾道市西土堂町19-1
大宝山登山
大山登山があまりにダメダメだったので、少しでも階段の練習をせねばと千光寺山へ。
尾道市向島の自宅から、徒歩で出発です。
大山でトレッキングポール(ストック)の重要性を痛感し、慌てて追加購入したトレッキングポール PYKES PEAK[rs]の練習もせねばなのです。
自宅から尾道駅前渡船まで約4.5km歩き、渡船に乗って尾道駅前へ。
日本テレビ「24時間テレビ」の募金活動をされていたので、気持ちばかり募金すると、紙製の貯金箱をいただきました。この貯金箱で1年間貯金して、来年持って来てねということかしら。
尾道東高校の大先輩、林芙美子さんの像。有名な放浪記の冒頭「海が見えた 海が見える 五年ぶりに見る尾道の海はなつかしい」、この言葉に共感した尾道人は多数いらっしゃるはず。
大宝山登山の入口、尾道本通り商店街。
土堂小学校へ通じるこの歩道橋から、登山スタートです。えぇ、ここからはあくまで登山です。
跨線橋「うず潮橋」に、こんな可愛いオブジェがあったとは。
さぁ、尾道城目指して登りますよ~!
写真正面は土堂小学校正門への石段。尾道城へは左手の小路を進みます。
最初に泣かされるのは、急勾配なこの石段。尾道は「海と坂の町」と言われますが、「海と石段の町」の方が正しいかも。
旧勾配な石段が終わると、ゆるやかな石段が続きます。
まだまだ、石段と坂道が続きます。
尾道城の石垣下にたどり着きました。
尾道城は1964年(昭和39年)に博物館として建造されたものですが、現在は廃墟と化しており、尾道市による解体が決定しています。ちなみに尾道は城下町ではなく商都ですので、歴史的価値はありません。
が、子どもの頃から慣れ親しんだ建物なので、解体されるとなるとさみしい気持ちが先に立ってしまいます。
尾道城前から眺める尾道水道。
「誰かお金持ちが買い取って、宿泊施設かレストランにしてくれないかな」と願っていたのですが、名乗り出る人はいなかったようです。残念。
解体時期はまだハッキリしていないようです。もう一度「尾道城と桜」を撮影できるといいな。
「さくら名所100選」に選定されている、千光寺公園。
せっかくここまで来たので、尾道市立美術館「絵本原画ニャ―!~猫が歩く絵本の世界~」&ミニミニ写真展「ゴッちゃんだニャ―!」を鑑賞してきました。
美術館でゆっくりしていたら展望台まで登る時間がなくなり、下山スタート。下山は名刹「千光寺」を通るコース。
平山郁夫画伯の写生地でもある通称「ポンポン岩」こと「鼓岩」。
巨石の真ん中を石か鎚で叩くと、ポンポンといい音がするのです。
現在は専用の槌がセットされているので、どなたでも楽しめますよ。わたしが子どもの頃は、そのへんで大きめの石を拾ってポンポンしてたのが懐かしい。
ポンポン岩からの眺望。
「千光寺」へと下る坂道からの眺望。
「千光寺」の鎖山(石鎚山)。2005年から一般の参拝客もお参りできるようになっています。体力と腕力に自信のある方、チャレンジしてみてくださいね。わたしは高所恐怖症なのでパス!
「千光寺」と千光寺山ロープウェイ。
ゲストハウス&カフェ『みはらし亭』さん。
猫好きにはたまらない公園「共楽園」。
お気に入りのこの子に会えました。元気でいてくれて嬉しい。
ベンチの下でまどろむ子も可愛い。
ザ・尾道な風景。「天寧寺」三重塔と尾道市街地・尾道水道。
千光寺道の石段を下り、
和喫茶『帆雨亭』のところで右折、迷路のような小路を通って、
千光寺新道へ。
気持ちよさそうに眠っている猫さん。起こさないよう望遠でパシャリ。
アップでもう1枚。あぁ、なんて可愛いんでしょう。
つっくんに「こんにちは、なでて、なでて」と擦り寄ってきた猫さん。
わたしの横を通るときも、もふもふさせてくれましたよ。
活版印刷体験ができる『活版カムパネルラ』さん。
JR山陽本線の黄色い電車。撮り鉄さんの間で人気が高いそうですね。
よく歩いておなかがペコペコになったので、お昼は『尾道家系ラーメン 轟家』へ。
約12kmのウォーキング&登山、気持ちいい運動になりました。