「鍋」を愛する人々が、尾道市で毎月1回、月替わりの鍋を楽しむ尾道鍋研究会。
2016年3月例会のお題は「ぼたん鍋」。
鍋研メンバーからの差し入れもあり、「しましし」と「やましし」が競演という豪華「ぼたん鍋」となりました。
場所はいつもの海岸通り『料理・仕出し前川』さん。
目次
2016年3月例会お料理ラインナップ
まずはビールでかんぱーい♪
付き出し
付き出し2種。
ほのかに山椒と塩レモンが香るあさりの和え物。
塩レモンはしまなみ海道・生口島(瀬戸田)『花』、岡田京子さん手づくりのものです。
なめらかに潰した里芋にととろろ昆布。初めてのお味。
しまししソーセージ
「エーッ!ほんとに全然臭みがなくて、美味しいね!」
「何もつけんでも、ぶち美味しい!」
「これホンマに猪?ブランド豚みたい」
「さすが瀬戸田のええ柑橘を食べて育っとるだけあって、肉質が柔らかいねぇ」
参加の皆様から感動の声があがったソーセージ。ほんと、美味しいですよね。
しましし天ぷら
野菜をスライスしまししでくるみ、塩レモンで味付けして天ぷらにしてあります。
これ美味しい!
おうちでも真似させてもらおう。
やまししスペアリブ
鍋研メンバーが差し入れてくださった、尾道市御調町の猪。
山間部で育った猪なので、しまししに対して「やましし」と呼ばせていただきましょう。
「しまししに比べたら、クセが強そうな色合いじゃねぇ」と心配の声もあったのですが、いただいてみるとビックリ!
いい具合に野性味を感じつつも、臭みはまったくなくて美味しい!
ぼたん鍋
真ん中が「やましし」、周囲が「しましし」です。
同じ猪でも、お肉の色味や脂の付き方が全然違うのが興味深いですね。
ごぼう、白ネギ、豆腐、白菜、しめじ、エノキ茸、水菜、ニンジン、こんにゃくなど。
あっさりした味噌ベースのお出汁で、「しましし」からいただきます。
ん~!煮ても美味しい!
猪って濃い目の味噌出汁でグツグツ煮込まないと美味しくないと思ってましたが、しまししはサッと火が通ればOKですね。
あっさりしていて脂の甘みが美味しい「しましし」と、猪らしい味わいと噛みごたえのある「やましし」から、いいお出汁が出ています。
ぼたん鍋の〆はおうどん。
「しましし」と「やましし」の旨みをじゅうぶん吸わせて、いただきます。あぁ、美味しい。
お鍋って「〆」を楽しむために食べてるかも、と感じる瞬間です。
2016年3月例会 お酒
今月も美味しいお酒がズラリ。
しまししとは?
数年前、本土から猪が泳いできたことや、瀬戸田で豚と猪を掛け合わせた“いのぶた”を飼っていた人の手から離れたといわれる猪が猛繁殖し始めました。
温暖で餌が比較的豊富にある環境、豚がかかっていることなどから、猪の毛並みや体つきも違うし、肉の色も真っ赤、ではなくピンクです。
食べればいのしし独特のクセが少なく、脂肪や肉質がジューシーで柔らかい。薄くスライスし、焼肉で食べてみた時、その味・食味に驚きました。
販売店、通信販売での購入方法、部位など詳しいことはコチラ。
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料理・仕出し前川 お店情報
前川さん、いつもありがとうございます!
2016年4月例会も楽しみにしています。
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