2018年9月11日に念願の四国八十八ヶ所巡礼をスタートし、『十楽寺』『熊谷寺』『法輪寺』『切幡寺』『霊山寺』から『極楽寺』へ。
最澄と空海の生涯を描いたハイスケールマンガ『阿・吽』(byおかざき真理)にハマって以来、空海の軌跡を辿ってみたくて仕方がなかったのです。
弘法大師空海お手植えの老杉から霊気がいただけるお寺さん。
『極楽寺』参拝について、ご紹介しますね。
目次
日照山 無量寿院 極楽寺 参拝
高松自動車道「板野IC」から県道1号、県道12号の広い道を進むこと約5分。
一番札所『極楽寺』からも、車で5分かからないほどに近くて、運転が苦手な方でも大丈夫。
事前に納札に参拝日・住所・氏名を書いておきましょう。デザインによっては願い事を書く欄もあります。
輪袈裟をかけ、必要なものが入った山谷袋をななめがけにして、いざ参拝。
※必要な持ち物などについてはコチラの記事を。
山門(仁王門)
「お邪魔します」と合掌、一礼してから、山門をくぐります。
鮮やかな朱塗りの仁王門。
秋晴れの青空に映えますね。
「ご夫婦でお遍路、憧れるなぁ。いいなぁ」とほのぼの眺めてしまった年配のご夫妻。
本堂かと思いきや、こちらは薬師堂。
薬師堂右手にある44段の石段を登って、本堂へ。
中門
『極楽寺』には、中門はありません。
本堂
手水舎(手洗い所)で両手を洗い、口をすすぎます。お作法は神社と同じ。
手水舎でのお作法が気になる方はコチラ。
石造りの立派な手水舎にビックリ。
献灯(ろうそく)。次の人のことを考えて、なるべく上の段(奥)に置きましょう。
ろうそくの火でお線香に火をつけ、献香(お線香)。このときも、なるべく奥の方から立てましょう。もらい灯明(人のろうろくから火をもらう)はしないほうがいいとのこと。
納札を納め、お賽銭を入れ、礼拝し、お経を奉納します。
お経をすべて唱えるのは大変なので、開経偈(かいきょうのげ)を一返、般若心経を一巻、各札所の「本尊真言」を三返、光明真言を三返、お大師さまの「ご宝号」(南無大師遍照金剛)を三返または七返、「回向文」を一返唱えるといいよ、と教えていただきました。
読経は他の人の迷惑にならないよう、端に寄りましょう。
「まるっきり読めん!」と焦っていたお経ですが、11回目となると少し読めるようになってきたかな。
『真言宗醍醐派 妙見山 明徳寺』(尾道市因島三庄町)のご住職の奥様、うめちゃんこと佳子さんが、隣で流暢に唱えてくださるのが本当にありがたい。
大師堂
本堂と同じように、献灯、献香を行います。
納札を納め、お賽銭を入れ、礼拝し、お経を奉納します。
大師堂での読経(勤行)は、「ご本尊真言」は省略します。
納経所
納経所は団体受付と個人受付、2ヶ所設置されています。
お納経(ご朱印)、御本尊御影をいただきます。お納経は300円。御本尊御影は無料でいただけます(カラーのものは200円)。
お納経。
御本尊御影。
他にも
子持招福大師像。
安産大師像。子宝や安産のご利益があるそうですよ。
招き地蔵。
弘法大師空海お手植えの長命杉。
鳴門市の天然記念物に指定されています。
紅白の紐に触れて、霊気をいただきます。
長寿、病気平癒、身体健全、諸願成就が叶うといわれているそうです。ありがたや。
ミホの初お遍路1日目、6ヶ寺お参りして終了。
うめちゃん&カオリン、本当にお世話になりました。ありがとうございました!!
日照山 無量寿院 極楽寺 情報
行基菩薩の開基と伝えられているが、弘仁6年(815)、42歳の弘法大師がこの地で三七日間『阿弥陀経』を読誦し、修法された。その結願の日に、阿弥陀如来が出現したので、大師はその姿を彫造して本尊とされた。この阿弥陀如来像は、尊容が美しく、発する光は遠く鳴門の長原沖まで達したという。漁民たちは、漁の妨げになると本堂の前に人工の小山を築いて光を遮ったという故事から、「日照山」と号した。
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページより。
読み方: にっしょうざん むりょうじゅいん ごくらくじ
宗 派: 高野山真言宗
本 尊: 阿弥陀如来(伝弘法大師)
開 基: 行基菩薩
創 建: 奈良時代(710〜793)
真 言: おん あみりた ていせい からうん
住 所: 〒779-0225 徳島県鳴門市大麻町檜字段の上12
電 話: 088-689-1112
駐車場: 普通40台
宿 坊: あり(150人)
四国八十八ヶ所霊場会
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ
http://www.88shikokuhenro.jp/
お遍路を始めたきっかけ、用意すべきもの
・四国八十八箇所とは?
・私がお遍路を始めたきっかけ
・初めてのお遍路に向けて準備すべきもの
こちらの記事にまとめています。
四国八十八箇所巡拝に関する記事一覧はコチラ。
注意点
御本尊他、撮影禁止のお寺が多いので、写真撮影をする場合は気を付けましょう。