2018年9月11日に念願の四国八十八ヶ所巡礼をスタートし、『十楽寺』『熊谷寺』『法輪寺』『切幡寺』から一番札所『霊山寺』へ。
最澄と空海の生涯を描いたハイスケールマンガ『阿・吽』(byおかざき真理)にハマって以来、空海の軌跡を辿ってみたくて仕方がなかったのです。
やはり、一番札所は気が引き締まりますね!
『霊山寺』参拝について、ご紹介しますね。
目次
竺和山 一乗院 霊山寺 参拝
高松自動車道「板野IC」から県道1号、県道12号の広い道を進むこと約12分。運転が苦手な方でも大丈夫。
一番札所だけあって、駐車場もかなり広めにとられています。
事前に納札に参拝日・住所・氏名を書いておきましょう。デザインによっては願い事を書く欄もあります。
輪袈裟をかけ、必要なものが入った山谷袋をななめがけにして、いざ参拝。
※必要な持ち物などについてはコチラの記事を。
山門(仁王門)
「お邪魔します」と合掌、一礼してから、山門をくぐります。
山門をくぐると、なぜかパンダが。可愛いけど、なぜにパンダ???
中門
『霊山寺』には、中門はありません。
本堂
手水舎(手洗い所)で両手を洗い、口をすすぎます。お作法は神社と同じ。
手水舎でのお作法が気になる方はコチラ。
献灯(ろうそく)。次の人のことを考えて、なるべく上の段(奥)に置きましょう。
ろうそくの火でお線香に火をつけ、献香(お線香)。このときも、なるべく奥の方から立てましょう。もらい灯明(人のろうろくから火をもらう)はしないほうがいいとのこと。
納札を納め、お賽銭を入れ、礼拝し、お経を奉納します。
お経をすべて唱えるのは大変なので、開経偈(かいきょうのげ)を一返、般若心経を一巻、各札所の「本尊真言」を三返、光明真言を三返、お大師さまの「ご宝号」(南無大師遍照金剛)を三返または七返、「回向文」を一返唱えるといいよ、と教えていただきました。
読経は他の人の迷惑にならないよう、端に寄りましょう。
「まるっきり読めん!」と焦っていたお経ですが、9回目となるとだいぶつかめてきたかな。
『真言宗醍醐派 妙見山 明徳寺』(尾道市因島三庄町)のご住職の奥様、うめちゃんこと佳子さんが、隣で流暢に唱えてくださるのが本当にありがたい。
大師堂
池の奥にある大師堂。
本堂と同じように、献灯、献香を行います。
納札を納め、お賽銭を入れ、礼拝し、お経を奉納します。
大師堂での読経(勤行)は、「ご本尊真言」は省略します。
納経所
納経所は本堂横と大師堂裏(駐車場横)の2ヶ所あります。さすが一番札所ですね。
お納経(ご朱印)、御本尊御影をいただきます。お納経は300円。御本尊御影は無料でいただけます(カラーのものは200円)。
お納経。
御本尊御影。
他にも
駐車場から山門へ続く道。
五智如来が祀られている多宝塔。
不動明王。
立派な鯉が泳ぐ池には、鳩も集まってきています。
庭園も素晴らしい。
駐車場の気になる像。
見逃してしまいましたが、山門を入ってすぐ左手には「縁結び観音」があったようです。お参りしたかった~!
「初めてのお遍路なのに、一番札所へ行かないのはもったいない」と遠回りしてくださったうめちゃん&カオリン、本当にありがとうございました!!感激!
竺和山 一乗院 霊山寺 情報
縁起によると、聖武天皇(在位724〜49)の勅願により行基菩薩が開創された。弘仁6年(815)、弘法大師が四国の東北から右廻りに巡教された際、この地で衆生の88の煩悩を浄化し、また衆生と自らの厄難を攘はらって、心身の救済ができる霊場を開こうと37日間の修法をされた。その時、仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心に耳を傾けている霊感を得た。大師は、その光景が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると感じとり、インドの霊山を和国(日本)に移す意味で「竺和山・霊山寺」と名づけられた。
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページより。
読み方: じくわざん いちじょういん りょうぜんじ
宗 派: 高野山真言宗
本 尊: 釈迦如来
開 基: 行基菩薩
創 建: 天平年間(729〜749)
真 言: のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
住 所: 〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
電 話: 088-689-1111
駐車場: 普通100台
宿 坊: なし
四国八十八ヶ所霊場会
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ
http://www.88shikokuhenro.jp/
お遍路を始めたきっかけ、用意すべきもの
・四国八十八箇所とは?
・私がお遍路を始めたきっかけ
・初めてのお遍路に向けて準備すべきもの
こちらの記事にまとめています。
四国八十八箇所巡拝に関する記事一覧はコチラ。
注意点
御本尊他、撮影禁止のお寺が多いので、写真撮影をする場合は気を付けましょう。