尾道市役所のすぐ近く、尾道水道沿いに佇む、明治時代創業の老舗料理旅館『竹村家』さん。
小津安二郎監督『東京物語』の尾道ロケ地としても有名で、今も根強い小津監督ファンが多く訪れるそう。
趣のある日本建築は有形文化財に指定されています。
年に一度開催される「和洋食堂再現ランチ」、ご紹介しますね。
料理旅館竹村家のメニューは?
・昼食 ¥8,000~
夕食・会席は予算と好みを伝えながら相談されてくださいね。
宿泊は一泊二食付きで¥20,000~。
料理旅館竹村家、ミホが食べたのは?
和洋食堂再現 ビーフシチューランチ
明治後期~大正初期のチラシを復元されたそうです。
電話番号、漢字や文体に歴史の重みを感じますねぇ。
レタス、トマト、きゅうりのフレッシュサラダには、懐かしい味わいのフレンチドレッシング。
マッシュポテトのなめらかさとクリーミーさが、素晴らしく美味しい。
小海老のコンソメスープも極上の味わい。
メインのビーフシチュー登場!
わぁ、大きなお肉がゴロゴロ入って、見るからに美味しそう。
バゲットじゃなく白ごはんが一緒なのも、大正レトロを感じますね。
お箸でホロホロ崩れるほど、柔らか~く煮込まれた牛肉。
とても品が良く優しい味わいで、「明治・大正時代にこの味があったなんてすごいなぁ」「さぞやハイカラなご馳走だったんだろうなぁ」と想像がめぐります。
この器も可愛いですよねぇ。
デザートは、爽やかなレモンのゼリー。
ぷるんぷるんの食感と、レモンの酸味でさっぱり。
深みのある珈琲をいただいて、ごちそうさまでした。
お土産にいただいたお菓子も美味しい。
大満足の復刻ランチ、ありがとうございました。
竹村家、雰囲気や接客は?
『東京物語』そのままの日本建築は、古き良き時代で時が止まっているかのよう。
女将さんと仲居さんの接客は、格式ばったところは全くなく、むしろ気さくでこちらを存分に和ませてくださいます。
今回の会場2F大広間からは、尾道水道を一望できます。
景色の素晴らしさも、竹村家さんのご馳走の一つですね。
ナプキンには、竹村家さんの外観が描かれています。
掛軸やお茶の道具なども、眼福。
竹村家さん、昼食も夕食も素晴らしいですよ~。
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お店情報
竹村家(たけむらや)
〒722-0045 広島県尾道市久保3丁目14−1
電話:0848-37-1112