「鍋」を愛する人々が、尾道市で毎月1回、月替わりの鍋を楽しむ尾道鍋研究会。
2023年5月例会のお題は、『東北鍋2種 せんべい汁&芋煮』。
場所は恒例の『おのみち海賊』さん。
1日1組限定の隠れ家でいただく贅沢鍋、ご紹介しますね。
目次
2023年5月例会お料理ラインナップ
新型コロナが5類になったこともあり、久々に13名もが参加しての賑やかな会になりました。
お酒はセルフで
大将一人で運営されてるので、ビール、ワイン、焼酎、ウィスキーはセルフサービス。
日本酒のみ、大将にお願いして出していただくシステムです。
呑みたいお酒、好みのグラスを自分で選ぶの、楽しいですよ♪
東北鍋2種 せんべい汁&芋煮
まずは、ビールでかんぱーい♪
最初のお鍋は、せんべい汁。でべらのような絵柄の土鍋が可愛い。
お醤油と具材のなんとも美味しそうな香りが立ち込める、せんべい汁。
せんべい汁は、江戸時代に青森県八戸市周辺で生まれた郷土料理。南部煎餅を入れて醤油ベースのスープで煮込みます。
せんべい汁専用、南部せんべい。
せんべいをのせ、スープを吸わせていきます。
具材は、豚肉、鶏肉、青菜、しめじ、ごぼう、など。
せんべい汁をいただくのは、人生初。青森県にはまだ行ったこともないので、ちょっとした旅行気分も味わえてワクワクしちゃいますね。
ごぼう香る絶品醤油スープがしゅんだ南部せんべい、めっちゃ美味しい!
大葉をくるんだ豚肉は爽やかで旨みも濃くて、家でも真似したい。
具材ももちろんですが、とにかくスープが美味しくて、何度もおかわりしてしまいました。
続きまして、山形県・宮城県の郷土料理、芋煮。
和牛「ひろしま牛」がこれでもかとのせられた豪華バージョンです。
和牛にじわじわと火が通ってゆく様子、眼福ですね。
日本の郷土料理には日本酒が合うよね、といただいた「春限定うすにごり DAY DREAM」。甘酸っぱい微炭酸で、後口はスッキリ。
生産者:白杉酒造
生産地:京都府京丹後市
使用米:京丹後産 夢ごこち
じっくり煮込まれた里芋とこんにゃくが、いと旨し。
ひろしま牛も、いと旨し。
せんべい汁も芋煮も東北のお醤油を使われたそうですが、東北醤油、いと旨し。
山形出身の超グルメなお友達も「うわっ!うまっ!」と驚かれていましたよ。
こんにゃくは世羅『ちだち』さんのものだそう。『ちだち』さんのお豆腐やこんにゃく、ほんと美味しいですものね。わたしもよく『ええじゃん尾道』で購入しています。
尾道鍋研究会メンバーに大人気の日本酒「南 生酒」。山形県の酒造好適米「出羽燦々」が使われており、山形県の芋煮との相性最高。
わたしも昔から「南」大好き。生酒ならではのフレッシュさと香り高さ、辛口でスッキリした味わいにメロメロです。
生産者:南酒造場
生産地:高知県安芸郡
使用米:出羽燦々
せんべい汁の〆は、なんとカレーうどん。
スパイシーなスープカレーへと変身を遂げた醤油スープが、また新たな食欲を誘い出してくれます。
芋煮の〆は、ねぎたっぷりラーメン。
和牛と野菜の旨みがしゅんだラーメンも、美味しい!おなかいっぱいなのに、ついついお箸が進んでしまいます。
『おのみち海賊』さんはいつも美味しいけれど、今回の東北鍋2種は、ずるいほどの美味しさでした。わたし、東北鍋にどっぷりハマりました!
横山大将、今回もありがとうございました!
注文の多い喫茶店(1) 一品目「せんべい汁」
マンガ「注文の多い喫茶店 1 (思い出食堂コミックス) [ グリコ ]」を読んで以来、せんべい汁を食べてみたくてたまらなかったので、今回のお題は本当に嬉しい。
『モルティ・オルディニ』マダムのせんべい汁を食べながら、可愛がってくれたおじいちゃんとの想い出に心を馳せ、自分を大切にすることを思い出す1巻1話、大好きなんです。
マダムの絶品料理と優しさあふれるおもてなし。マンガ好きな方、ぜひ読んでみてください。オススメです!
おのみち海賊の店内、雰囲気
蔵をリニューアルしたお部屋は1日1組限定なので、安心安全。消毒・換気もしっかりされています。
他のお客様に気兼ねすることなくマイペースで寛げます。デート、会食、接待、家族会、女子会、あらゆる集まりに超オススメなお店です。
博識で趣味も豊富な横山大将ならではの、絵本や装丁本を拝見するのも楽しみの1つ。
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おのみち海賊 お店情報
おのみち海賊
尾道市長江1-7-7
電話:090-4148-2843