2017年2月、「“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶-」が日本遺産に認定されました。
村上海賊の息吹を感じるべく、以前から行きたかった『村上水軍博物館』へ立ち寄って来ましたよ。
しまなみ海道ブルーライン「宮窪港」から1.3kmほどなので、サイクリング途中の立ち寄りスポットとしてもオススメです。
『村上水軍博物館』、ご紹介しますね。
村上水軍博物館
ブルーラインを離れ、「宮窪港」から海岸沿いを走ること1.3km、立派な建物が見えてきます。
こちらが『村上水軍博物館』。村上家の家紋「まるじょう」を染め抜いた幟がはためいています。
駐車場は広く、博物館横にはサイクルラックもたくさん設置されていました。
サイクリストに朗報!スリッパを無料で貸していただけます。
村上海賊の機動力として活躍した、小早船(武吉丸)を復元。
船を繋ぐ「繋船石」(けいはんせき)。
村上景親公の石像。
日本遺産の幕がかかった、正面玄関。
入場料は、大人300円、学生150円、高校生以下は無料。(他、団体割引等有)
『村上水軍博物館』キャラクター、がけちかくん。
能島村上といえば村上武吉のイメージが強いのですが、地元では景親のほうが親しみ深いのかな。
受付カウンターには、村上海賊の鎧をまとったバリィさん!可愛い!!!
広々としたガイダンスホール。お土産コーナー、カフェテリアも併設されています。
「瀬戸内のジャンヌダルク」と呼ばれる鶴姫様。画・寄贈 原田巴氏。
海賊ライブラリー&講座室。村上海賊に関する様々な文献が並んでいます。
小早船の宮窪集排マンホール。
かげちかくんの宮窪汚水マンホール。
2Fの展示室は撮影禁止ですが、能島村上家伝来の鎧や羽織・刀剣・書物等が展示され、見ごたえじゅうぶん。
企画展示室は撮影オーケー。「海道の中世~海道にみる南北交流史」が展示されていました。
2019年に開港850年を迎える、商都尾道。
因島村上氏。
村上海賊三家。因島村上、来島村上、能島村上。
3Fの展望室からは、能島や伯方・大島大橋を一望できますよ。
村上海賊に興味がある方、訪れてみてくださいね。
お食事処:能島水軍
『村上水軍博物館』の向かいには、宮窪瀬戸の地魚がいただける料理料理の館『能島水軍』がありますよ。
海鮮丼、美味しそう!
この日のランチは『結乃屋 MITSUBACHI』と決めてたので立ち寄れませんでしたが、今度行ってみなくっちゃ。
『能島水軍』内に、能島城跡や文化財地図などの案内板があります。
宮窪の景観スポット案内も。
「お大師さんのおる島」の石像。『道の駅 よしうみいきいき館』にも同じものがありますね。
日本遺産:村上海賊
戦国時代、宣教師ルイス・フロイスをして“日本最大の海賊”と言わしめた「村上海賊」“Murakami KAIZOKU”。理不尽に船を襲い、金品を略奪する「海賊」(パイレーツ)とは対照的に、村上海賊は掟に従って航海の安全を保障し、瀬戸内海の交易・流通の秩序を支える海上活動を生業とした。その本拠地「芸(げい)予(よ)諸島(しょとう)」には、活動拠点として築いた「海(うみ)城(じろ)」群など、海賊たちの記憶が色濃く残っている。尾道(おのみち)・今治(いまばり)をつなぐ芸予諸島をゆけば、急流が渦巻くこの地の利を活かし、中世の瀬戸内海航路を支配した村上海賊の生きた姿を現代において体感できる。
HP: http://murakami-kaizoku.com/
施設情報
村上水軍博物館
〒794-2203 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285
電話: 0897-74-1065