360度のパノラマが広がり、瀬戸内海の多島美を堪能できる積善山展望台。
春には3,000本とも4,000本ともいわれる桜が山を覆い、その美しさは「天女の羽衣」と呼ばれているそうです。
積善山ヒルクライム(サイクリング)をしたときから「桜の季節に来たい!」願っていましたが、実際に行ってみると、写真や映像をはるかに超える美しさにただただ圧倒されるばかり。
愛媛県上島町ゆめしま海道の桜の名所、ご紹介しますね。
岩城島(いわぎじま)
岩城島へのアクセスは?
岩城島には橋がかかっていないので、生口島または因島から、フェリーまたは快速で向かいます。
バスなどの公共交通機関は便が少ないので、各港へのアクセスや島内での移動を考えると、車かバイク、自転車で行かれることをオススメします。
<生口島 洲江港から>
【三光汽船】
洲江港 ~ 小漕港
対象:旅客、車両、自転車
<因島 土生港から>
【長江フェリー】 土生港(中央桟橋) ~ 長江港
対象:旅客、車両
【岩城汽船】 土生港(中央桟橋)~ 長江港 ~ 岩城港<快速>
対象:旅客、自転車
住所:越智郡上島町岩城
駐車場:無料 [山頂下]約10台 [西駐車場]約10台
積善山三千本桜(せきぜんさん)
「桜の時期は山頂はおろか麓にも駐車できないよ」と聞いていたのですが、日中の天気がよくなかったせいか、夕刻に訪れてみると山頂下駐車場には数台のみ。ラッキー!
標高369.8m、「岩城冨士」と呼ばれている積善山の頂上へは、山頂下駐車場から山道を200mほど登ります。
うっすら金色に染まり始めている夕景がみごと。
対照的に、生口橋方面はまだ青空が広がっています。
薄桃色の綿帽子をかぶったかのような積善山。
訪れたのは、2017年4月12日(水)。
少し散り始めていたもののまだまだ満開で、舞い踊る桜吹雪も「儚さ」より「麗しさ」が勝っている印象。
尾根に沿って桜並木が続く様は、本当に天女が置き忘れた羽衣のようですね。
夕陽に照らされた桜と多島美が織りなす絶景にうっとり。
空と海が刻々と色を変え、深みのある色合いに満ちてきます。
30分ほどたったころ、世界がみごとな黄金色に染まりました。
美しい。ひたすらに美しい瀬戸の夕暮れ。
黄金から紅へと焼ける空。
日が沈むとともに、紫色とピンク色に染まっていくこの時間帯が大好き。
黄昏時、誰そ彼れ時、逢魔が時。
日本語の美しさを実感するひとときです。
山道に電気が灯ると、妖艶な夜桜タイムの始まりですね。
桜ごしに見る島々にもあかりが灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。
積善山の桜は、1950年代から地元の方々が厄払い・卒業記念などに植樹を続けてきたことで守られているそうです。
島の活動に感謝し、マナーを守って観桜させていただきましょう。
岩城島サイクリング&積善山ヒルクライム
「青いレモンの島」としても人気の岩城島。
約13kmの外周コースにはブルーラインが引かれていて、交通量が少なく、海沿いの道が多いので、爽やかな気分でゆったりサイクリングできます。
詳しくはコチラ。
▽
ミホの愛用カメラ&レンズ