脳科学者 黒川伊保子さんに学ぶ「脳科学が解く!女の機嫌をなおす18の処方箋」。
「なぜ女は親切なアドバイスに逆ギレするのか」。
女性からの悩み相談に対して、丁寧にアドバイスをしたら逆ギレされた!
「なんで俺が怒られなきゃいけないワケ?そもそも何を怒ってんの?」
男性の皆さま、女性は「アドバイス」が欲しくて悩みを相談してるんじゃないのです(笑)
黒川さんによる女心の取扱説明書、ご紹介しますね。
目次
はじめに 女の機嫌のなおし方
女は、惚れた男にだけ、よく機嫌を損ねる生き物である
うんうん、そうですよね。
好きな相手だからこそ
「分かってほしい」
「察してほしい」
でもその気持ちは、ほとんどの男性には理解不能(笑)。
女心の難しさ・複雑さを、脳科学でロジカルに学んでいきましょう。
Part1 女性脳のトリセツ
女性脳は察してもらうことを楽しむ脳である
狩猟民族時代から「家を守る」存在だった女性は、横のコミュニケーションが得意。
相手の顔色や場の雰囲気を無意識に察しながら、「仲良し」を作っていく性なんですよね。
「察してくれない = 大切にされてない」と受け取ってしまうのが女性脳。
惚れた男には、分かりやすく「甘やかしてほしい」んですよね。
女にはどうしてもイライラしてしまう時期がある
排卵3日前くらいからイラついてしょうがない
生理の前後にも、貧血によって気分の乱高下が起こる
ここ数年で「PMS(月経前症候群)」が一般社会に認知されるようになりましたが、女性は昔から「自分でコントロールできない体調と感情の乱れ」に苦しんでいるんです。
わたし自身は、生理前1週間くらい、とにかく気分が沈んで落ち込む傾向にあります。
PMSを知ってから「あぁ、生理前だからこんな気分になるんよね。もうすぐ治る、治る」と受け流せるようになりましたが、それまでは本当に辛かった。
男性の皆様、ぜひパートナーの女性の生理周期を把握してあげてくださいね。
解決策は求めてない。労りの言葉が欲しいだけ
「身の回りのものごとへの無意識の観察力」は、男女脳でゆうに3倍は違う
「家事と仕事をこなすの大変なんだからね」
「私、このプロジェクトの為にものすごく頑張ってるのに」
こんなセリフを女性が口にするとき、求めてるのは「代替案」や「解決策」ではなく、「ねぎらい」と「感謝」の言葉。
男性の皆様、「面倒くせぇ」と思わずに、「いつもありがとう」と口に出してみてくださいね。
本文中には「女性を癒す魔法の言葉」が書かれてるので、要チェックですよ~。
アドバイスしたら逆ギレされた
共感のあいづちを打ちながら、ひとしきり話を聞いてあげるのがマナーなのである。
「校正にジャッジし、有用なアドバイスをする」ことは、「ことごとく私を否定する」こと
あぁ、男性の皆様、女って面倒くさくてごめんなさい(笑)。
ほんと理不尽だと思いますが、惚れた男から「よく分かるよ」「大変だったね」「よく頑張ったね」って、甘やかしてほしいだけなんです。
ロジカルに冷静に問題解決にあたりたいでしょうが、「惚れた女」の悩み相談は、まずはひたすら優しく聞いてあげてくださいませ。
食習慣が悪い女子には要注意
同性から見ても、「あまりに理不尽」だと感じる女性はときどきいます。
・朝ごはんをきちんと食べていない。
・動物性タンパク質が足りない。
・甘いものが好き
の3点セット
血糖値が乱高下して気分が浮き沈みするので、要注意とのこと。
体と心を健康に保つには、栄養とバランスを考えた食生活が大切ですものね。
女性の皆様、落ち着いた気分で日々を過ごせるよう、いい食生活を心がけましょうね。
Part2 男性脳と女性脳はなぜこんなに違うのか
あなたのことが大好きで、大好きなあなたから大切にされたいという思いだけ
「わがまま」「理不尽」「不条理」と感じる”彼女のさまざまな不機嫌の理由”の根底にあるのは、ただひとつ
「俺のことが大好きだから、こんなわがまま言ってくるんだな」
そう受け取ってもらえたら、男女間のすれ違いやケンカがぐっと減りそうですね。
それでも「女の話はとりとめがない」「早く結論にたどりついてほし」などと感じてる男性の皆様に、朗報!
親身(風)にあいづちを打ちつつ、気持ちよく話を聞いてあげると、女の話は最短で終わるというデータがある
あぁ、分かる(笑)。
女性の悩みや愚痴は「ただ聞いてほしいだけ」のケースが多いので、途中で話の腰を折らず「共感」してるフリをして聞いてあげるのが一番です(笑)。
・恋の落ち方
・愛し方
・別れを決める理由
「男性脳と女性脳では、ここまで感じ方・捉え方が違うのか」と驚き、麩に落ちる内容が満載です。
おわりに 女自身の気持ちの保ち方
男性脳を理解しよう
大切な人のことだから、何もかも知りたい女と、大切な人だから、自分に起きた些末な(と自分が感じている)ことを話さない男。
「どうしてマメに連絡をくれないの?」
「なんで日々の出来事や悩みを話してくれないの?」
男性脳は「共感しあうためにおしゃべりを楽しむ」ようにはできてないんですね。
ボーっとする時間も必要な男性脳。
わたしたち女性も男性脳の仕組みを理解して、「あぁ、脳の作りが違うからそうなのね」と軽く受け止めるようにしたいですね。
上機嫌の女になろう
どんなときも「いらっしゃい」と笑顔で出迎えてくれる小料理屋のおかみやクラブのママが「定番」になるのです。
「ちょっとしたことで大切にされる女 報われない女 by 黒川伊保子さん」
大切な女性に「座標軸」「定番」の存在になってほしく、「安定」を好む男性脳。
気分の浮き沈みが激しい状態は、周囲にも、惚れた男にも、自分にもよろしくないですね。
食生活を整え、男女間の脳の違いを知って、いつも笑顔で「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と言える女性になりましょう。
まとめ
「男と女は別の生き物」
とよくいわれますが、「脳科学」で解説されると本当によく腑に落ちます。
「女って分かんねぇ」とイライラしちゃってる男性はもちろん、「惚れた男」と仲良くやっていきたい女性にも、ぜひお読みいただきたい一冊です。