尾道名物「銀鱗いりこ」の旨みたっぷり、いりこ酒。
いりこ酒とともに、瀬戸内海の旬の鮮魚料理がいただけるのが『萬代』(まんしろ)さんです。
しっとり落ち着いた空間で大将の軽妙なトークに和みながら、いい時間を過ごせる名店、ご紹介しますね。
萬代(まんしろ)のメニューは?
おまかせコース ¥6,000~
アルコールは日本酒、焼酎、ウィスキーに、ひれ酒、そして名物「いりこ酒」!
詳しくは公式ホームページでご確認くださいね。
https://manshiro-onomichi.amebaownd.com/pages/2417608/menu
萬代、ミホが食べたのは?
春の息吹を感じる八寸。
しらさ海老のぬた、ふぐ皮のにこごり、アサリの味噌和え、鯛肝の煮付け、銀鱗いりこにアサリ唐揚げ、セロリの浅漬け、鯛と菜の花。
素材の良さを活かした丁寧なお料理は、ひとくちごとにお酒が進んじゃいます。
噛むほどに旨みと心地よい苦みが広がる銀鱗いりこ。
名物、いりこ酒。
いりこの旨みがしっかり出た熱燗はほんのり苦みもきいていて、何杯いただいても口内が甘ったるくなることがありません。
日本酒を吸ったいりこをアテに、熱燗をすする至福のひととき。
小さな小さなシャリの握り寿司4貫。手前から、牡蠣、さよりと雲丹、でべらの昆布〆、イカ。
プリっとした弾力と、淡白なのに旨みが濃い、てっさ(ふぐ刺し)。
若竹煮。なめらかなワカメ、柔らかいタケノコ、ふっくらした鯛、そして何より、お出汁の美味しさに感激です。
迫力もボリュームも満点、鯛のべっこう焼き。
「こりゃぁ、ねぶる、しゃぶる、すばぶるじゃの」発言に、一同激しく納得!
<尾道弁プチ講座>
ねぶる → なめる
すばぶる → しゃぶりつく、しゃぶりつくす
「すばぶる=しゃぶる」説もあるのですが、地元人の感覚としては「しゃぶる」よりも強いのです(笑)。
甘じょっぱい鯛は、身の部分ももちろんですが、骨まわりが特に美味しくて、ガッツリすばぶらせていただきましたよ。
味の濃いお料理のあとは、あっさりお素麺。あっさりと言いつつも、若竹煮と同じくお出汁の美味しさにうっとり夢心地。
「これで〆よね。もう限界、おなかいっぱい!」と思っていたら、
本当の〆は、穴子の蒸し寿司でした。おなかいっぱいだけれど、これはいただかなくては。
ふんわりふっくら蒸された甘みいっぱいの穴子に、甘みをひきしめるツメ。
水菓子はパイナップルとオレンジ。
丁寧に手をかけられたお料理に、大満足&大満腹!大将、女将さん、スタッフの皆さま、ありがとうございました。
萬代、雰囲気や接客は?
お店があるのは尾道商店街東端や尾道新開地区を、少し東へ進んだあたり。
落ち着いた佇まいで、内装もしっとり。カウンターと個室があり、今回は個室でゆったりいただきました。
お祝いごとや接待にもオススメなお店です。
お店情報
萬代(まんしろ)
〒722-0045 広島県尾道市久保2丁目7−1
電話: 0848-37-4917
https://manshiro-onomichi.amebaownd.com/