食べログで福山の日本料理を検索すると、ずっと一位に輝いてるのが『阿じ与志』さん。
毎朝3時から尾道の魚市場で仕入れをされ、ふぐは3kg以上ある天然物のとらふぐ<虎河豚>のみを扱っておられるとのことで、楽しみ楽しみ。
「ふぐの概念が変わるね」と唸りまくった極上のお料理、ご紹介しますね。
阿じ与志のメニューは?
基本はお料理もお値段も「大将におまかせ」。
お品書き(時期の魚)はホームページでご確認くださいね。
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https://ajiyoshi.la.coocan.jp/menu.htm
「料理も美味い物好き、よい物好き、何かと上物好き、いわばぜいたく者であってこそ、筋のとおった料理が生まれるのである」と魯山人先生は言われてます。
阿じ与志もかくありたい。
店主 敬白
阿じ与志、ミホが食べたのは?
おまかせで、ふぐ料理をいただきました。
カウンター奥の生簀には、まるまるを通り越して、パツンパツンに太った河豚が数匹泳いでいます。
最初の一皿は、鯛のお刺身。
上にのっているのは、希少な鯛のエンガワでしょうか。
ほどよく脂がのっていて上品な甘みがあり、素晴らしく美味しい。
ぷりぷりの茹でしらさ海老と、山椒のきいた煮凝り。
冷酒をグラスで。
肉厚な貝柱の塩焼きは、表面の香ばしさと中のレア感が絶妙!
ふぐ刺しは、てっさと厚切りから選びます。
厚めに切られたてっさは、艶々でほんのりピンクがかっていて、極上の証。
弾力が強く、淡泊ななかにしっかりと旨みが感じられます。
羅臼産昆布と、高知土佐山村の柚子で作られている自家製ぽん酢がこれまた抜群。
うわぁ、今まで食べたふぐのなかで、ダントツ一番美味しい。
厚く切ったふぐ刺に、ふわふわ大きな生白子。
「よく混ぜて食べてくださいね」とのことでやってみると、最高に素敵なふぐサラダが出来上がります。
白子をまとった厚切りふぐ、まさに「至福の味わい」ですねぇ。
ふぐ料理を食べに行かれる際は2人以上で行って、両方オーダーすることを強く強くオススメいたします。
白子の塩焼きはふっくらふわふわに焼かれていて、とろとろクリーミー。
一皿ごとに大きな感動がやってきて、体中に幸せが広がります。
天然とらふぐのひれ酒。
ふぐのエキスがたっぷり出たひれ酒も、極上のお味。
全然甘ったるさがなくてスッキリしているので、何杯でも呑めちゃいそう。
えぇ、実際2回もつぎ酒をお願いしちゃいました。
てっちり(ふぐ鍋)。
視覚から美味しさがグングン伝わってくる肉厚なとらふぐ。
「はぁぁ、今まで食べてたふぐはいったいなんだったんだろう」と思わずにいられない。
美味しい。とにかく美味しい。感動的に美味しい。
黄ニラの入ったふぐ雑炊と、お漬物も絶品。
最期に金柑と、鱧に使われる梅肉を味見させていただきました。
この梅肉で鱧をいただけるなら、鱧の季節に絶対また来なくっちゃ。
お会計は、3人で51,000円。
福山・尾道界隈ではかなり強気な価格設定ですが、お値段以上の価値があります♡
阿じ与志、雰囲気や接客は?
大将の明るく豪快なお人柄に惹き込まれ、初回から大ファンになっちゃいました。
ちょっと辛口な冗談を言いながらお客さんたちを盛り上げ、でも口を動かしておられる間も目配りと調理は片時も手を抜かない姿勢に感服。
すべてのお料理において、最高の食材を、最高の腕で、最高の状態にていただきました。
女将さんや若大将夫妻のおもてなしもあたたかく優しく、たくさん元気をいただけます。
店内はカウンターとお座敷個室がありますが、お店の皆さんや常連さんとお話ができるカウンターがオススメです^^
お店情報
阿じ与志(あじよし)
〒720-0808 広島県福山市昭和町10−6
電話:084-931-5613
https://ajiyoshi.la.coocan.jp/
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