尾道っ子にとって、血沸き肉躍る奇祭「尾道ベッチャー祭り」。
「ベタ」「ショーキー」「ソバ」の三鬼神が尾道市街地を暴れまわる11月3日は、尾道の子ども達にとって恐怖の一日なのです。
獅子に頭をかぶられ、三鬼神にささらや祝棒で叩かれたり突かれたりすると、一年間無病息災で過ごせるありがたいお祭りなのですが。。。
なんといっても、この迫力!
毎年、尾道市街地には子どもたちの悲鳴と鳴き声が響きわたります。
目次
尾道ベッチャー祭り2015
毎年発売される限定グッズが大人気。三鬼神と獅子、太鼓のキーホルダーなどが並びます。
威勢のいいベッチャー囃子に包まれて進む御神輿。
獅子
うわぁぁぁーん!怖いー!
恐怖のあまり声も出ない子も。
お母さん、助けてぇー!
この日ばかりは、お母さんは助けてくれません(笑)。
わたしも数回、獅子に噛んでいただきました。ありがとうございます。
ソバ
獲物を探して目が爛々と輝いている(ように見える)ソバ。
「悪い子はいねがー」「泣ぐコはいねがー」とはベッチャー三鬼神はおっしゃいませんが、この恐怖は秋田のなまはげと通じるものがありますよね(笑)。
「さぁ、次はどの子を叩こうかのう」と前方を見据え(ているように見える)ソバ。
踊りもお得意なソバ。身軽だなぁ~。
泣き叫ぶ子どもたちに、喜々として襲いかかって(いるように見える)ソバ。
やっぱり怖い。
0歳児からDNAに植え付けられた恐怖は、40代になっても消えません(笑)。
ずっと般若だと思ってましたが、「祝棒を持つ女の大蛇(棒ぜん鬼女)」だと数年前に知りました。
ちなみに、最初に「中の人」になった方が蕎麦屋だったから「ソバ」と呼ばれるようになったそうです。
ショーキー
「わりゃ、勝手に撮りょんじゃなぁど!」。
ショーキーはそんなことおっしゃいませんが、ついセリフを入れたくなっちゃいます(笑)。
横顔も迫力満点の天狗面。
キャー!
逃げても叫んでも、ささらでビシッと叩かれます。
ショーキーとウルトラマン。お気に入りの一枚。
ウギャー!痛そう!
タンコブと青あざがいっぱいできる日ですものねぇ♪
商店街の様子
法被姿の男性って、男の色気を感じますね。
後頭部に「勇」「宮」「ベタ」「ショーキー」「ソバ」「シシ」など文字を彫っている方を見つけるのも、楽しみのひとつ。
商店街は大賑わい。満員電車状態です。
ベッチャー!ベッチャー!ベッチャー!ベッチャー!
ショーキー!ショーキー!ショーキー!ショーキー!
ベーター!ベーター!ベーター!ベーター!
ソーバー!ソーバー!ソーバー!ソーバー!
シーシー!シーシー!シーシー!シーシー!
ベッチャー囃子が鳴り響き、一体感がすごい。
ベッチャー祭り一色です。
御旅所前。
通称「いっきゅうさん」の一宮神社周辺は、宮入りを待つ人でいっぱいです。
夕方になっても活気一杯!
もう少しで神輿宙まわし還御の時間を迎える一宮神社。
残念ながら今年は神輿宙まわしまで見れませんでしたが、目いっぱい楽しませていただきました。
「尾道ベッチャー祭り」2015グッズ
三面と獅子のキーホルダーをゲットできました。三面は各800円、獅子は1,000円。
ショーキーとベタ。
ショーキーと獅子。
ソバと獅子。
年ごとに風合いが変わる貴重な限定品なのです。おうちに飾ろうっと♪
「尾道ベッチャー祭り」公式サイト
尾道市民俗文化財指定。
ベッチャーの詳細、行事スケジュール等はこちらからチェックしてくださいね。
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https://onomichi.main.jp/betcha/