尾道市役所のすぐ近く、尾道水道沿いに佇む、明治時代創業の老舗料理旅館『竹村家』さん。
小津安二郎監督『東京物語』の尾道ロケ地としても有名で、今も根強い小津監督ファンが多く訪れるそう。
趣のある日本建築は有形文化財に指定されています。
大好きな老舗料理旅館の初夏の味、ご紹介しますね。
目次
料理旅館竹村家のメニューは?
・昼食 ¥8,000~
夕食・会席は予算と好みを伝えながら相談されてください。
宿泊は一泊二食付きで¥20,000~。
料理旅館竹村家、ミホが食べたのは?
お昼の会席コースをいただきました。ランチタイムに伺うのは初めてで、ワクワク♪
先付け
色とりどりのアラレをつけた揚げもの、美しく包丁が入ったイカや海老。空豆。
目にも舌にも嬉しい、丁寧なお料理。
デザートのような、クリームチーズ豆腐。
車だったので、お酒をいただけないのがまっこと残念。
おつくり
ぷりぷりの海老、繊細な包丁捌きに感動の海老、鯛など。
鮮やかなブルーと白の器も初夏らしくて素敵。
すだちを絞って、爽やかな香りとともにいただきます。
汁物
あやめが描かれた吸い物椀。
上品なお出汁が体に染みわたります。あぁ、日本人に生まれて良かった。
ローストビーフ
サシが美しいローストビーフには、自家製マヨネーズとマッシュポテトが添えてあります。
お肉の旨みがしっかりしてて、柔らかくて美味し~ぃ!
自家製マヨネーズとマッシュポテトも、名料理旅館ならではの上品さで、極上のお味です。
天ぷら
さっくり揚げてあるので、さっぱりいただける天ぷら。
衣にもいろいろ工夫がされていて、ひとつひとつに驚きを感じます。
酢のもの
お花が咲いたかのような器に、ミョウガがアクセントになった優しいお味の酢のもの。
どのお料理もすごく手がかけてあって、女将さんと料理人さんの意識の高さ、おもてなしの気持ちが伝わってきます。
鱧と子、冬瓜の煮物
竹村家さんにお邪魔すると「料理は器で味わう」「料理は目で味わう」という表現を実感します。
大好物の鱧が、美味しい季節になりました。この丁寧な骨切り、素晴らしいですね。
さっと煮た子と、透き通る薄緑の冬瓜。ほんと視覚も味覚も大満足です。
あさりごはんと、お漬物
〆はあさりごはん。
尾道・岩子島『ミーシャンズファーム』のハート&星形キュウリが登場!
お友達が丹精込めて育ててる野菜が老舗料理旅館で使われてるとは感激です。
デザート
ぷるんぷるんの、夏みかんゼリー。
おみやげ
新作のハンカチをいただきました。ありがとうございます。
肌触りがよくて、柔らかい色合いで、この夏ヘビーユーズしそうです。
竹村家、雰囲気や接客は?
『東京物語』そのままの日本建築は、古き良き昭和で時が止まっているかのよう。
お部屋の目の前には、尾道水道が広がります。
女将さんと仲居さんの接客は、格式ばったところは全くなく、むしろ気さくでこちらを存分に和ませてくださるいい具合。
床の間に飾られた素敵な調度品、天井や襖の繊細なあつらえも目の幸ですね。
貴重なニッカウヰスキー・コレクションも見せていただきました。
レトロ感あふれるこの素敵なラベル、復刻版が出たら欲しいわぁ~。
お店情報
〒722-0045 広島県尾道市久保3丁目14−1
電話:0848-37-1112