2019年11月のオープン前後から気になって仕方なかった、福山市延広町『シャルキュトリーとワインのお店 mistletoe』(ミスルトゥ―)さん。
食いしん坊なお友達からお誘いいただき、こだわり抜いた本格シャルキュトリーとワインを堪能させていただきました。
瀬戸のもち豚や瀬戸内海の魚介、備後地区の野菜など、地物を活かしたお料理は感動の連続。
皆さま、早めにご予約のうえ、ぜひ行かれてみてくださいませ^^
ミスルトゥーのメニューは?
シャルキュトリcharcuterieとは食肉加工品全般の総称。chair(肉)+cuite(火を入れる)、が語源。ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどの総称で、その多くは豚肉を原料とし、鴨やジビエなどを使うこともあります。
これらを販売する店もシャルキャトリと言い、食肉加工技術を持つ職人をシャルキュティエcharcutierと呼びます。また、料理人がメニューのひとつとしてシャルキュトリを作成することもあります。塩漬けや乾燥、燻製など、肉の保存性を高める手段として発達し、その歴史はギリシャ時代までさかのぼります。日本シャルキュトリ協会HPより
店内に掲示してあるメニューは「撮影OKですが、ネットへのアップはお控えください」とのこと。
訪問前に調べたい方は、『mistletoe』さんのInstagramやfacebookページをチェックされてくださいね。魅力的なお料理が続々とアップされていますよ。
Instagram:https://www.instagram.com/mistletoe_fukuyama/
ミスルトゥー、ミホが食べたのは?
スパークリングワインで、かんぱーい♪ コミカルなエチケットが素敵!
爽やかな飲み口で、ゴクゴク飲んじゃいたくなるスパークリングワイン「Tinc Set 2019」(ティンク・セット)。
ワイナリー:la Salada(ラ・サラーダ)
生産地:スペイン/カルーニャ
こちらはつっくんのブドウジュース(ストレート100%)。「すごく濃くてぶち美味しい!」と絶賛でしたよ。
春菊のアイスと和歌山産トマト「キャロルセブン」のサラダ。
え!? 春菊のアイス!?
春菊をアイスクリームにするとはそれだけでビックリですが、しっかり春菊の香りを感じながらも一切えぐみのない仕上がりがすごい。
和歌山県産のトマトは甘みが強く、アミューズなのにデセールをいただいているかのよう。
前菜盛合せ。
鶏レバーとゴルゴンゾーラムースのブルスケッタ、鰯のマリネ、キャベツのヴェルッタータ、ニンジンのラペ、紫キャベツサラダ、きのこのマリネ、梶谷農園ハーブ野菜。
ひとくちごとに「美味しい!」連発のなか、ふわふわシルキーなキャベツのヴェルッタータが特に印象的でした。
パンは酵母から手作りされているそうです。提供されているお料理全般への、手のかけ方が素晴らしいですね。
2杯目、様々なお花や柑橘を感じるフルーティーかつフレッシュな白ワイン「Alsace Blanc 2020」(アルザス ブラン)。
ワイナリー:Soil Therapy(ソイル セラピー)
生産地:フランス/アルザス
待ってました!これをとにかく食べてみたかった!
シャルキュトリー6種の盛合せ マスタード添え。豚はすべて「瀬戸のもち豚」だそうです。
〇リエット(豚肩ロースをラードで煮てホロホロにくずしてパンにぬったもの)
〇丹波鹿テリーヌ
〇アライユ(豚の肩ロースと鶏の胸肉とニンニクのソーセージ)
〇リヨン(豚バラ肉を白ワインで煮たもの)
〇ジャンボンブラン(豚もものボイルハム)
〇肩ロースのスモークハム
赤ワインをいただこうと思いましたが、シャルキュトリーにはオリジナルビールが合うとのことで、『福山市THE BEER 小畑さんのセゾンビール』をいただきました。
製造者:備後福山ブルーイングカレッジ
生産地:広島県福山市
口に運ぶたび嬉しいため息が漏れてしまう。噛むほどにお肉の旨みが増していき、軽やかにスパイスやハーブの風味が広がります。
いやぁぁぁ、美味しい!!!
尾道市のお隣 福山市で、これほど本格的なシャルキュトリーがいただけるなんて、シェフに「ありがとうございます」と100回言いたい!!
スープ・ド・ポワソン。
地物の穴子と鯛の旨みがふんだんに出たスープにニンニクが香り、濃厚な味わい。
3杯目、華やかかつ軽やかな赤ワイン。銘柄確認忘れ。
子羊のスパイスソーセージ、フムス(ひよこ豆のペースト)、ケールのペペロンチーノ、ニンジン。
ラム好きにはたまらない、ラムとハーブの香り。目を閉じてうっとりじっくり噛みしめたい。
スパイシーなフムスはオイルを練り込んでいただきます。ピリ辛なケールもワインが進むわぁ~。
メインは3種盛合せ。
〇世羅みのり牛のステーキ
〇瀬戸のもち豚のソーセージ
〇瀬戸のもち豚の焼き豚
マッシュポテト添え。
火の通し加減が絶妙なステーキは、絶品のひとこと。
「豚ってこんなに美味しかったっけ?」と豚肉への概念が変わりそうな豚料理。
ふんわりシルキーな舌触りのマッシュポテトも秀逸です。
4杯目、深みのある味わいな赤ワイン「日向 2019」(ひなた)。
ワイナリー:中原ワイナリー
生産地:山梨県甲州市
デセールは、カカオのソルベ。
こちらのカカオから作られているそうですよ。
大好きな近藤史恵さん著「ビストロ・パ・マル」シリーズ(記事下部で紹介)を読んで、強烈に「食べてみたい!」と思っていたお料理の数々。『タルトタタンの夢』収録「ぬけがらのカスレ」のカスレ、『ヴァンショーをあなたに』収録「マドモアゼル・ブイヤベースにご用心」のブイヤベースとスープ・ド・ポワソン、『マカロンはマカロン』収録「追憶のブーダン・ノワール」他イロイロ。
『mistletoe』さんのSNSでお料理が紹介されるたびず~っと気になっていたので、訪問できて嬉しくてなりません。
他にも食べてみたいメニュー盛りだくさんなので、というか全メニュー食べつくしたいので、また近いうちに伺わなくちゃ!
ミスルトゥー、雰囲気や接客は?
JR福山駅から徒歩10分弱、鮮やかなブルーが目を引くオシャレな外観。
お車の方は、近隣に有料駐車場がたくさんあります。
こじんまりした店内は、テーブル席とカウンター席があり、おひとりさまからグループまで楽しめます。
シェフも、接客担当の奥様も、とても優しく丁寧に接してくださって居心地の良さも抜群でしたよ。
シャルキュトリー好きな方はもちろん、お肉料理が好きな方、ビストロデビューしたい方、ぜひぜひ行かれてみてくださいませ。
人気店なので、早めの予約をお勧めします。
店舗情報
シャルキュトリーとワインのお店 mistletoe(ミスルトゥー)
〒720-0064 広島県福山市延広町7−16
電話: 084-925-4056
https://www.instagram.com/mistletoe_fukuyama/
近藤史恵さん著「ビストロ・パ・マル」シリーズ
ビストロ好きな方、超オススメです。ぜひ読まれてみてくださいね。