大正2年(1913年)創業の老舗蒲鉾『桂馬蒲鉾商店』。
全国的に大人気店となった今も、毎朝4時から社長ご自身の手で蒲鉾・天ぷらを作っておられます。
桂馬の蒲鉾が欠かせない尾道のお正月。
子どもの頃から、おやつ、おかず、祝い事に桂馬蒲鉾があると嬉しかったものです。
桂馬さんのすごいところは、伝統と歴史を守るだけにとどまらず、蒲鉾スウィーツやイタリアンとのコラボなど新しい試みに盛んにチャレンジされる精神!
今回は不肖わたくし、「お魚ソーセージ」のモニターを務めさせていただきました。
目次
桂馬蒲鉾流お魚ソーセージ「サルシッチャ」
「サルシッチャ」とは?
2015年春発売を目指して企画中のお魚ソーセージ。
自宅に届いてビックリ、めっちゃオシャレじゃないですか!
丁寧な御礼挨拶状には社長直筆のサイン、モニター御礼としてソーセージ以外に桂馬蒲鉾手ぬぐいまで同梱されていました。
この心遣い・誠実さが、あの美味しい蒲鉾を産み育てているのですね。
「伝統の加工技術にグローバルな味の工夫」、いただく前からワックワクです。
「サルシッチャ」をいただいてみました
お味は3種。
・ジェノベーゼ
・アジアンスパイス
・紫蘇とチーズ
オススメの食べ方は、「15分常温に置いてそのまま」と「弱火で軽くソテー」の2種。
3種類各3本入っているので、どうせならと3種の味わいを楽しんでみました。
1.15分室温になじませたもの
うっわ、美味しい!
当たり前っちゃ当たり前過ぎますが、流通している「魚肉ソーセージ」とは全くの別物。
ジェノベーゼはバジルの香りが高く、松の実とニンニクの味わいが豊か。ひとくちいただいた瞬間、白ワインを取りに冷蔵庫へダッシュしました。
アジアンスパイスはナンプラーの風味が強く、シンハービールと合いそうな味。好き嫌いが別れそうな味ではありますが、わたしは大好き♪更に辛くして、パクチーも入れてほしい。
紫蘇とチーズは和洋折衷の爽やかなお味。いただくなら冷酒か、白ワインかな。
羊腸のパリッと弾ける食感も好みです。
2.オリーブオイルで軽くソテーしたもの
熱を加えると、ハーブ・スパイスの香りが増しますね。
焼きめもいいアクセントになって、アルコールに一層合います。
3.熱湯で軽く茹でたもの
このままでも美味しいですが、「スープに入れたら美味しいだろうな」「パスタと合わせるのもいいな」と、アレンジの楽しみを感じさせてくれる味わい。
ジェノベーゼソースパスタにジェノベーゼソーセージを入れるとか、トムヤムクンにアジアンスパイスソーセージを入れるとか、想像しただけでぶち美味しそう。
桂馬蒲鉾商店について
前述のとおり、創業100年をこえる老舗蒲鉾店。
瀬戸内以西の鮮魚にこだわり、グチ・鱧・エソ・イカなどを、天然昆布の出汁と天然海塩のみで調味されています。
化学調味料・保存料などは一切使用しておられないので、赤ちゃんの離乳食として愛用するママも多くいらっしゃいます。
色付けは、抹茶・クチナシ・ベニバナ・コチニールそ・イカスミなどの天然素材使用。
「dancyu (ダンチュウ) 2014年 12月号」では、檀太郎さんが「目指せ桂馬!」と蒲鉾づくりにチャレンジされています。
桂馬蒲鉾商店、ミホのオススメ
まずは定番の上蒲鉾、ごぼう天、柿天、金丸などを召し上がっていただきたい!
「グチの骨煎餅」は、ビールのアテに最高です。
蒲鉾づくりに使われるグチの骨を、パリカリ煎餅に仕上げてあります。
秋限定「柿果(かきか」。
お魚のすり身に、干し柿が練りこんである甘い柿天。ワインに合います。
冬限定「赤ごぼう天」。
赤土育ちの牛蒡が香り、通常の「ごぼう天」よりもシャキシャキ感と風味が一段と凄いのです。
お店情報
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桂馬蒲鉾オンラインショップ
https://www.shop-keima-kamaboko.co.jp/
まとめ
物心つく前から、祖父母・両親から食べさせてもらっていた桂馬の蒲鉾。
冷蔵庫に入っていた柿天やごぼ天をつまみ食いしては怒られたり、商店街へ買い物に出たときにおねだりしたり、桂馬にまつわる思い出が山のようにあります。
伝統の変わらぬ味と、時代を先取りした楽しい試み、これからも両立してファンの心と舌を楽しませてくださいね。
あっ、そろそろお正月の蒲鉾を予約しなくっちゃ~!