「まるでパエリアのような、絶品『鉄なべ鯛めし』が食べれる名店があるよ」
ロードバイクとグルメの師匠『ちいさなお宿Link 輪空』の市村師匠が絶賛される日本料理店。
生口島(いくちじま)瀬戸田の中心部にある『まきの日本料理』さん。
お友達がfacebookにアップされた日本料理コースがあまりに美味しそうで、女子会と称してお邪魔してきました。
繊細かつ極上の日本料理、ご紹介しますね。
目次
まきの日本料理のメニューは?
鉄なべ鯛めし 1,464円
海鮮どん 1,512円
他、箱御前、刺身定食、穴子箱めし、蛸せいろめし、など。
予算と好みを伝えて、コースを組んでいただくことも可能です。
まきの日本料理、ミホが食べたのは?
今回は5,000円のコースを、内容おまけせ・〆は鉄なべ鯛めしでお願いしました。
予約時間に合わせて「キャー!」」と歓声が上がるセッティングがなされていて、入店時から感激。
瀬戸田レモンのグラタン
まずはビールでかんぱーい♪
日本一の生産量を誇るレモンアイランド瀬戸田。
塩レモンづくりの第一人者、『花』の岡田京子さんがご一緒だったので、レモン料理からのスタートです。
魚介がたっぷり入ったホワイトソースと爽やかなレモンがナイスマッチング。
「レモンの外皮をこそげるように召し上がってね」とおっしゃるとおり、皮のほんのりした苦みがまたいいお味なのです。
パーティ料理にもよさそう、おうちで真似してみよう。
アワビのお刺身
小ぶりなアワビにエディブルフラワーと紅く色付いた葉があしらわれた美しい一品。
アワビの肝ソースでいただきます。
濃厚な肝と身がしまったアワビ、呑兵衛にはたまりませんね。
即、冷酒「賀茂鶴」をお願いしました。
おつくり
お料理は視覚も大切だなぁと改めて感じさせられる盛り付けですね。
キュートな農ガールみどりちゃんは、一皿ごとに「〇〇が使われてる!」と新鮮野菜に感激してました。(わたしは珍しいお野菜の名前は覚えられず・・・。書きとめておけばよかった。ごめんなさい)
お野菜はすべて、大将のご友人の農園から仕入れておられるそうです。
生イカと、少し炙ったイカ、鯛、カンパチ。
お魚もお野菜も素材の良さが際立っていて、大将の包丁捌きも素晴らしい。
タコのメレンゲソースがけ
ふわふわのメレンゲ、初春を感じる菜の花、あっさり漬けてあるミニトマトがのったタコ。
瀬戸田はタコの名産地なので、タコ料理が出てくると嬉しいですね。
メレンゲとタコ、初めての味わいと食感です。大将の探求力と表現力、すごいですね。
生ハムのタルタルソース包み
まるっとした可愛い外観にキュン。でも、どんなお味か想像できず、ドキドキワクワク。
空豆や葉野菜のあしらい方も素敵ですね。
中身はダイスカットされた生ハムを、和風タルタルソースで和えたもの。
冷酒にも白ワインにも合います。これまた新たな味わい。
女性4人、近況報告や世間話に花を咲かせつつ、「ちょっと何これ!すごーい!」とお料理への感動にも包まれまくりです。
豆乳クリームがけ蟹の茶碗蒸し
この逸品を「茶碗蒸し」というジャンルに入れていいのだろうか・・・?
「茶碗蒸しの概念が変わるよね!」と会話が盛り上がります。
カニの身がたっぷり入った茶碗蒸しに、まろやかな豆乳クリームソースが混ざりあって、至福の美味しさ。
「すごい」「美味しい」。
予想をはるかに上回る美味に出会ったときは、単純な褒め言葉しか出てこなくなりますね(笑)。
鯛の揚げもの
キャー! 皮の揚げもの大好き!!!
緑大根、赤大根、またまた珍しいお野菜が目と舌を楽しませてくれます。
パリパリの皮に感動して、生ビール再注文。
「イタリアのカリフラワー」と呼ばれるロマネスコ、シャクシャクで美味しい。
ステーキ
日本料理屋さんでお肉が登場すると、妙に嬉しいですね。
程よくミディアムレアに焼かれたお肉、柔らかくてでも適度に弾力があって美味しい。
紫チコリに焼き玉ねぎ、コリンキー、紫芋、ニンジンのグラッセなど、お野菜の彩りも素敵。
揚げ物2
お花型にくり抜かれたサツマイモが可愛い!
サツマイモとチコリで、気分は仮面舞踏会♪
あぁ、ほんと、女心をわしづかみにされますね。
あられをまとった白身魚はふっくら揚がっていて、噛むほどに旨みが増していきます。
添えられているのは、素材の旨みを増幅させてくれるこだわりの天然塩。
鉄なべ鯛めし
念願の鉄なべ鯛めし登場!
ジュウジュウとお醤油の焦げる香ばしさと鯛のふくよかな香りが鼻腔をくすぐり、既におなかがはちきれそうなほど食べているのに、食欲が再燃してきます。
卵の黄身をくずして、全体をさっくり混ぜていきます。
三つ葉と生姜がアクセントになっていて、「こんなに美味しい鯛めし初めて!」とまたまた感激。
今夜はどれだけ感動・感激すればよいのでしょう。
焼き鯛を入れてお出汁で炊き上げる一般的な鯛めしとは、まったく別の食べ物。新しい美味との遭遇です。
鉄なべなので、石焼きビビンバのようなお焦げも楽しめます。
あーん、もう、幸せ過ぎる。
添えられた刻みわさびを、
鯛めしにのせてお出汁を注ぎ、鯛茶漬けにしていただきます。
糖質制限ダイエット? そんなもん、この美味を前にしては何の意味もありません(笑)。
いいのです。明日から摂生して、運動量を増やせばいいだけのことなのです。
デザート1
りんごの葛煮シナモン添え。
「わたし、甘いものはちょっと・・・」とお断りしようとしたのですが、「一口だけでも」と勧めていただき口にしてみると、大人好みの甘さ控えめデザート。
りんごとシナモンって、最高のカップル。知らぬうちに完食しちゃいました。
ネーブルジュース
リゾートに来たかのようなトロピカルジュース!
瀬戸田産のネーブル生絞りなので、爽やかでめちゃめちゃ美味しい。
お持ち帰り:穴子の箱寿司
「鯛めしをお持ち帰りしたいんです」とお願いしたところ、「風味が落ちるからお断りしてるんです」とのこと。このこだわり、妥協のなさも素敵。
穴子の箱寿司はお持ち帰りOKとのことで、つっくんへのお土産に一人前お願いしました。
これだけギッシリ入って、確か1,500円くらい。
穴子の旨みがしゅんだシャリは、お米の粒感が感じられる絶妙の炊き加減。
たっぷりめにかかった山椒が穴子の旨みと甘みを引き出して、朝から日本酒をあけたくなる美味しさでした。
まきの日本料理、雰囲気や接客は?
笑顔が素敵で優しい大将ご夫妻があたたかく迎えてくださって、初訪問なのに常連さんのように落ち着ける名店です。
左からキュートな農ガールみどりちゃん、Simagineの歌姫チカちゃん、わたし、塩レモンの京子さん。
大好きなお友達と一緒に、最高に美味しく、最高に楽しい夜となりました。
大将、女将さん、本当にありがとうございました。
しまなみ海道サイクリングの際には、ランチタイムにも伺いますねー!
あ、でもやっぱり、ガッツリ食べてガッツリお酒も呑める夜に再訪したいなぁ♪
お店情報
瀬戸田『耕三寺』や『平山郁夫美術館』、しおまち商店街から徒歩圏内なので、瀬戸田観光の際に立ち寄りやすいお店です。
しまなみ海道ブルーライン沿いでもあるので、サイクリングルメにもオススメです。
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