半年前から楽しみでならなかった、フジコ・ヘミングさんのピアノリサイタルへ行ってきました。
十数年前から大好きなフジコ・ヘミングさんのピアノを、まさか尾道市のお隣 三原市で拝聴できる機会がやってくるなんて!
どうしてもいい席で拝聴したくて、このためだけにポポロクラブに入会し、S席をゲットいたしましたよ。
超感動のピアノリサイタル、ご報告しますね。
フジコ・ヘミング ピアノリサイタル
日時:2018年11月2日(金) 開演15:00(開場14:30)
場所:三原市芸術文化センター ポポロ ホール
講演詳細はコチラ。
https://mihara-popolo.hall-info.jp/event/2018/main_ev015.html
プログラム
F.シューベルト
◆即興曲 第3番 変ト長調 4つの即興曲
F.ショパン
◆エチュード 変イ短調 作品25-1「エオリアンハーブ」
◆エチュード ホ長調 作品10-3「別れの曲」
◆エチュード 変ト長調 作品10-5「黒鍵」
◆エチュード ハ短調「革命」
◆ノクターン 変ロ短調 作品9-1
◆ポロネーズ 第6番 変1長調 作品537「英雄」
w.A.モーツァルト
◆ソナタ 第11番 イ長調「トルコ行進曲」作品331
第1楽章 主題と変奏-アンダンテ・グラツィオーソ-
第2楽章 メヌエット
第3楽章 ロンド”トルコ風”-アグレット
C.A.ドビュッシー
◆月の光「ベルガマスク組曲」より 第3曲
◆雨の庭「版画」より 第3曲
F.リスト
◆パガニーニによる大練習曲 第6番 イ短調「主題と変奏」作品141より
◆愛の夢 第3番 変イ長調 作品541より
◆パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」作品141より
アンコール2曲
ラフマニノフ「プレリュード」
シューマン「子供の情景」
魂が震えるピアノ
十数年前、付けっぱなしにしていたテレビからフジコ・ヘミングさんのピアノが流れてきたときの、あの衝撃。
「いつかフジコさんのピアノを生で聴きたい」という願いが、まさかの地元で叶うなんて。神様ありがとう。
最初の一音で、鳥肌が立ちました。
フジコさんが奏でる音色に包まれていると、体の芯から涙があふれそうになるんです。
「あぁ、ピアノが喜んでる。
一音一音に意思がある。言葉がある。語りかけてくる。切々と訴えかけてくる」
うっとりしながらも、陶酔なのか恍惚なのか、ときどき意識が飛んだようになり、
「え!わたし、まさか寝てないよね?」と焦りつつも
「もしかして、これが無意識の領域なんだろうか」と感じたり。
まさに、2時間少しが「あっ」という間でした。
「私はミスタッチが多い。直そうとは思わない。批判する方が愚かしい」
フジコさんの名言どおり、フジコさんのピアノは上手下手や技術論を超越していると思います。
素晴らしかった。このリサイタルに行けて、本当に良かったです。
フジコ・ヘミングさんとは?
本 名:ゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコ
生年月日:1932年12月5日
生 ま れ:ドイツ ベルリン
フジコ・ヘミング、本名ゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコ(Georgii-Hemming Ingrid Fuzjko[1]、は、日本とヨーロッパ・アメリカで活躍するピアニストである。
父親がロシア系スウェーデン人(画家・建築家のヨスタ・ゲオルギー・ヘミング(Gösta Georgii-Hemming))で母親が日本人(ピアニストの大月投網子)。ベルリンで生まれる。スウェーデン国籍(長らく無国籍の状態が続いた)[2]。俳優の大月ウルフは実弟。歌手の橋本潮は従姪にあたる。
2018年初夏、初のドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」が劇場公開。
フジコ・ヘミング公式サイト
http://fuzjko.net/
YouTubeに多くの演奏動画がアップされてますので、気になる方は「フジコ・ヘミング」で検索してみてくださいね。
おまけ
1Fロビー『カフェ マルニタス』さんで、「テングのつまみと秋野菜のカレー」をいただきました。
軟骨のコリコリ感がいい「テングのつまみ」、カレーにもよく合いますね。