2018年9月11日にスタートした念願の四国八十八ヶ所巡礼。2回目(2018/10/16)は今回で結願するカオリンにくっついて83番~88番へ行ってきました。
最澄と空海の生涯を描いたハイスケールマンガ『阿・吽』(byおかざき真理)にハマって以来、空海の軌跡を辿ってみたくて仕方がないのです。
こちらで気になるのが、薬師如来祠の台座の下「地獄の釜」。
『一宮寺』参拝について、ご紹介しますね。
目次
神毫山 大宝院 一宮寺 参拝
高松自動車道「高松西IC」から県道12号線を東へ。閑静な住宅街のなかにあります。
狭い道を通ることがないので、運転が苦手な方でも大丈夫。
事前に納札に参拝日・住所・氏名を書いておきましょう。デザインによっては願い事を書く欄もあります。
輪袈裟をかけ、必要なものが入った山谷袋をななめがけにして、いざ参拝。
※必要な持ち物などについてはコチラの記事を。
仁王門
「お邪魔します」と合掌、一礼してから、仁王門をくぐります。
尾道の名刹『西國寺』を思い出す、大きなわらじが印象的。
本堂への参道脇には、とても立派な楠がそびえています。
秋空に楠が映えて綺麗。
中門
『一宮寺』には、中門はありません。
本堂
手水舎(手洗い所)で両手を洗い、口をすすぎます。お作法は神社と同じ。
手水舎でのお作法が気になる方はコチラ。
献灯(ろうそく)。次の人のことを考えて、なるべく上の段(奥)に置きましょう。
ろうそくの火でお線香に火をつけ、献香(お線香)。このときも、なるべく奥の方から立てましょう。もらい灯明(人のろうろくから火をもらう)はしないほうがいいとのこと。
納札を納め、お賽銭を入れ、礼拝し、お経を奉納します。
お経をすべて唱えるのは大変なので、開経偈(かいきょうのげ)を一返、般若心経を一巻、各札所の「本尊真言」を三返、光明真言を三返、お大師さまの「ご宝号」(南無大師遍照金剛)を三返または七返、「回向文」を一返唱えるといいよ、と教えていただきました。
読経は他の人の迷惑にならないよう、端に寄りましょう。
『真言宗醍醐派 妙見山 明徳寺』(尾道市因島三庄町)のご住職の奥様、うめちゃんこと佳子さんが、隣で流暢に唱えてくださるのが本当にありがたい。
大師堂
本堂と同じように、献灯、献香を行います。
納札を納め、お賽銭を入れ、礼拝し、お経を奉納します。
大師堂での読経(勤行)は、「ご本尊真言」は省略します。
納経所
お納経(ご朱印)、御本尊御影をいただきます。お納経は300円。御本尊御影は無料でいただけます(カラーのものは200円)。
お納経。
御本尊御影。
他にも
弘法大師が戒めのために作られたと伝わる地獄の釜。
薬師如来祠の台座の下から、「地獄の釜」の音が聞こえると言われています。
薬師如来縁起。
牛にのっているのは空海でしょうか。興味深い意匠。
細部まで整えられた木彫りも素晴らしい。
神毫山 大宝院 一宮寺 情報
創建は、わが国に仏教が伝来して約160年後という歴史を誇ります。開基は、奈良仏教の興隆の礎を築いた義淵僧正で、当時は大宝院と呼ばれ、南都仏教の一つ法相宗の普及をはじめ、行基菩薩、良弁僧正らを輩出。和同年間、諸国に一宮寺が建立の際、行基菩薩が堂宇を修復し、神毫山一宮寺に改名されました。また大同年間、弘法大師が訪れ約106cmの”聖観音” 聖観世音菩薩を彫造し、伽藍の再興にあたり、この時に真言宗に改宗されました。
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページより。
読み方: しんごうざん だいほういん いちのみやじ
宗 派: 真言宗御室派
本 尊: 聖観世音菩薩
開 基: 義淵僧正
創 建: 大宝年間(701〜704)
真 言: おん あろりきゃ そわか
住 所: 〒761-8084 香川県高松市一宮町607
電 話: 087-885-2301
駐車場: 普通車40台・大型車20台
午前7時〜午後5時 無料
宿 坊: なし
四国八十八ヶ所霊場会
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ
http://www.88shikokuhenro.jp/
お遍路を始めたきっかけ、用意すべきもの
・四国八十八箇所とは?
・私がお遍路を始めたきっかけ
・初めてのお遍路に向けて準備すべきもの
こちらの記事にまとめています。
四国八十八箇所巡拝に関する記事一覧はコチラ。
注意点
御本尊他、撮影禁止のお寺が多いので、写真撮影をする場合は気を付けましょう。