『さらば!都会で消耗する生活!!尾道なら年収200万円以下でも楽しく快適に暮らせる!』
東京で消耗していた貧乏漫画家(失礼)つるけんたろうさんが、尾道山手地区の空き家を0円でゲットし、心豊かなのんびりライフを手に入れるエッセイマンガ。
都会の喧騒のなか時間に追われるような生活をしていると、のどかな田舎暮らしに恋焦がれる気持ちはよく分かります。
つるけんたろうさんが尾道へやってこられたエピソードと、尾道の町・尾道の人をご紹介しますね。
本当に空き家が0円!?
結論から言います、本当です。
千光寺山手地区・長江山手地区あたりは、昔ながらの別荘や洋風建築も多く風光明媚な景色も楽しめるのですが、いかんせん車が入れない。
急な石段と坂道を登らないと帰宅できない、駐車場が少ない、等の理由から年々空き家が増えてしまっています。
「住んでくれるなら、0円で譲渡したい」
尾道を離れてしまっている家主さん、足腰が悪くて山手には住めなくなった家主さん、親が亡くなって空き家になってしまっている家主さん、事情はそれぞれですが「0円譲渡OK」な物件はいくつもあるそうです。
つるさんが現在お住まいの家も、0円譲渡!
趣のある三角屋根の洋風建築です。
車は入れないけれど、尾道駅・尾道商店街・新開(尾道の歓楽街)が徒歩圏内の好立地。
尾道水道が眺められ、景観も抜群だと思います。
東京から尾道へ
「人並に散歩できるってこんなに、ありがたいことだったんだなぁ」
腰痛に悩まされるつるさんですが、調子がいいときは尾道散策を楽しまれているようです。
しまなみ海道サイクリングや、海水浴も♪
『尾道空き家再生プロジェクト』の皆さんと、空き家を改修したり、ゲストハウス『あなごのねどこ』や卓球場を作り上げたり。
つるさんが尾道へ溶け込んでいかれる様子、世話好きな尾道人の人情などがコミカルに描かれていて、とても面白いマンガエッセイです。
ひょうひょうとしつつ包容力のある奥様が素敵!
お金のプレッシャーに勝てず尾道移住を決意されたそうですが、「お金がないから田舎へ引越しちゃえ」という考え方と行動力、すごいですね。
わたし自身、20年近く暮らした大阪・神戸から尾道へUターンしたとき「時間の流れがなんてゆるやかなんだろう」としみじみ実感したのを思い出します。
価値観は人それぞれ
ただ、価値観とライフスタイルは人それぞれなので、一概に尾道移住を勧めるつもりはありません。
「尾道なら年収200万円以下でも楽しく快適に暮らせるって、本当ですか?」と質問されたら、「うーん。。。アリだと思うけど、わたしゃ無理」と答えてます(^^;)
でもそれは、あくまでわたし個人の価値観。
そう言うわたしも神戸・大阪で働いていたころより年収はだいぶ減ってますが、大好きな尾道で大好きな仲間たちと楽しく暮らせていることに感謝の日々です。
つるさんが書かれてるとおり「あなたにピッタリの『居場所』なんてそこら中に余ってるんです!」。
心地いい『居場所』は自分で見つけ、自分でつくるもの。何に重点を置くかブレない軸をもつこと、生き方の優先順位づけを明確にすることで、ココロが満たされるんじゃないかしら。
尾道へ移住された方が素敵なお店を何軒もオープンされて賑わってるのは、とっても嬉しい。
古き良き尾道と新しい風がまざって、尾道の魅力が増していると感じます。
文化庁が新設した日本遺産に「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」が認定され注目度が高まっている今日この頃。
田舎暮らし、尾道暮らしに憧れてる方がいらしたら、まずはつるさんのように見学がてら旅行に来られて、ぶらぶら散策されてみてはいかがでしょう。
つるけんたろうさん
尾道のビューティイベント『Ren』でお会いした際、快くサインに応じてくださいました。
マンガのイメージよりも、さらにほんわかして気さくそうなつるさん。
これからゆっくりお話しできる機会があるといいな。
マンガおとりよせ
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