尾道市立大学 美術学科デザインコース3年生による「第17回 尾道地域課題+地域活性化企画」。
2019年7月25日(木)13:00~17:30に行われた企画発表へ、アドバイザーの1人として参加させていただきました。
ホール展示作品も発表作品もとてもレベルが高く、「本当に実現したら面白い!」とワクワクさせてくれるものばかり。
展示と発表の様子、ご紹介しますね。
目次
第17回 尾道地域課題+地域活性化企画
稲田全示教授が尾道市立大学に赴任されて始まった「地域活性化企画」ももう17回。2019年度で退任される稲田教授にとっては最後の発表会です。感慨深いですね。
しまなみ交流館 展示ホール
会場はJR尾道駅横のしまなみ交流館(テアトルシェルネ)。
尾道の建築物、特産品、お祭りなどをモチーフにした「尾道かるた」。
尾道の猫をモチーフに制作された「catwalk」。これは自宅に飾りたいなぁ。
尾道三山にまつわる昔話を新訳した絵本「オノガタリ」。
尾道にあったらいいなというお店を集めた商業施設「machiya」。
尾道に伝わる民話や伝説をもとに、現代の尾道を舞台として描いたマンガ「尾道妖怪見聞録」。全話読んでみたい!
外国人にも分かりやすいサイン「Onomichi walk sign plan」。
尾道のカフェなどをモチーフにしたポストカード「a gifo from Onomichi」。
Rider Sign
しまなみ海道を走るライダーのための道順案内標識。
しまなみ海道サイクリストとして、これは気になります。
ブルーラインが引かれているといっても、ところどころ分かりにくい分岐点もあるので、このような立体標識があると迷子が減りますよね。
行政とタイアップして、実現してほしい。
企画発表
大谷治実行委員長の開会挨拶。
発表者10名。
指導教員の皆さま。
わたしはこのたびブラッシュアップアドバイザーの1人として、参加させていただきました。
尾道防災 もしも手帳
2018年の豪雨災害を体験し、尾道で安心・安全に暮らせるよう考えられた手帳。防災マップや緊急連絡先、防災時の必要品、メモ帳などがコンパクトにまとまっています。
スマホを持たない方、ネットが苦手な方に、必須アイテムだと思います。市役所で作って、希望者へ配布したらいいのにな。
おのタッチ はこにわのマチ
尾道の魅力をスマートフォンの動くイラストレーションで楽しめるアプリ。
夜 nique
「尾道の夜をもっと楽しく」をテーマに考えられた2つのイベント。「ふねのPARADE」と「ヨアルキMARKET」。
ONOMICHI MAWARIMICHI
尾道を歩くをコンセプトにデザインされた靴下。
「シネマ尾道の靴下は、尾道映画祭2020のグッズにしたいね!」と盛り上がりました。
Furoshiki hikari
猫、レモン、瀬戸内海をモチーフにした風呂敷。バッグ、ラッピング、テーブルクロス、ランチョンマットなど、ライフスタイルに応じての風呂敷活用提案も興味深い。
MIDNIGHT CLOSET
尾道の町に馴染むようなデザインで、着物を再生した洋服。
古民家パズル
尾道の斜面建築を木製パズルにしたノスタルジックな作品。
手にすると木のぬくもりや制作者の人柄が伝わってきて、心癒されます。
制作キットが販売されたら、1セット購入して組み立ててみたい。
尾道特産生いちじくパッケージ
生いちじくのギフトパッケージ。
尾道忌憚
尾道の民話、神話、昔話を題材にした絵巻物語。
民話や昔話をモチーフにした企画は昔から多いけれど、「巻物」にして「桐箱」に入れたアイディアが秀逸ですね。
寺社編、人間編、動物編、各4話で計12話。
すべての作品を読んでみたいなぁ。
繊細な筆遣いで迫力満点に描かれたペン画も素敵。
和泉式部が尾道市向東に何度も立ち寄ったことがあるとは、知らなかったなぁ。「西金寺」と「向東八幡神社」へ行ってみねば。
国文学科(源氏物語専攻)卒として、一番食いついちゃった作品でした。
水平線と温度
ほんわか温かい気持ちになる、尾道・しまなみ海道の風景画集。
表彰式・閉会式
グランプリ「古民家パズル」
優秀賞「尾道忌憚」「ONOMICHI MAWARIMICHI」
受賞された3名の方、おめでとうございます。
徳永修副実行委員長の総評、中小企業家同友会 初山支部長の閉会挨拶で、発表会修了。
尾道市立大学
尾道市立大学(おのみちしりつだいがく)
〒722-8506 広島県尾道市久山田町1600−2
電話:0848-22-8311
設立:2001年
http://www.onomichi-u.ac.jp/