ハタの仲間で、姿が美しく、少数しか獲れない高級魚アコウ(キジハタ)。
関西・瀬戸内海ではアコウ・アコ(赤魚、茂魚)、山陰でアカミズ(赤水)、長崎県・福岡県等でアカアラ(赤荒)、愛知県でアズキマス(小豆鱒)と呼ばれているそうです。
釣りが趣味のお友達って、なんてありがたいんでしょう。
「10匹以上釣れたけぇ、2匹あげるわ」と!
尾道近郊のお魚屋さんで買えば1匹3,000円以上するというのに、ありがとうございます。(都会だと2~3倍するそうです)
料亭や高級中華料理店でいただいたら諭吉さんが飛んでいくアコウを、おうちで贅沢にいただいたレシピ、ご紹介しますね。
目次
アコウの刺身 レシピ
どーん!
30cm級のアコウが2匹。
材料
・アコウ
・刺身醤油
・わさび
作り方
1.「アコウの捌き方」を見ながら、アコウを捌いていきます(つっくんが)。
2.柵に切り分け、お刺身にしていきます(つっくんが)。
完成!
ぷりっぷりで甘みがあって、ぶち美味しい!
新鮮なお魚は、やっぱりお刺身が一番ですねぇ。
アコウの皮ポン レシピ
材料
・アコウの皮
・ネギ
・もみじおろし
・ポン酢
作り方
1.お刺身を作るときに剥いだ皮を細切りにします。
2.熱湯に1~2分くぐらせます。
3.氷水でしめ、ネギともみじおろしをのせて、ポン酢をかけたら完成!
完成!
「アコウは皮が一番うまいんじゃー!」
漁師さんがよく言われてるとおり、ほんと皮が旨い!
ゼラチンぷるぷる、コラーゲンがお肌によさそうです。
アコウの紹興酒蒸し レシピ
材料
・アコウ
・紹興酒
・生姜
・ねぎ
・醤油
・ハチミツ
・ゴマ油
作り方
1.アコウはウロコと内臓を除きます。
2.フライパンに紹興酒を注ぎ、生姜スライス数枚とアコウを入れて蓋をし、15分ほど蒸し煮にします。
わぁ、フライパンに入りきらない大きさ!
アコウって、よく見ると可愛い顔してますね。
3.2を皿に移し、醤油とハチミツを混ぜたものをまわしかけます。
4.ねぎ(できれば白髪ねぎ)と細切り生姜をこんもりのせます。
5.フライパンで熱したゴマ油を、3にまわしかけます。じゅわ~っといい音がしますよん。
完成!
本格中華料理店の味!
紹興酒の香りがアコウの旨みを引き立てて、いと旨し。
蒸すと身がふっくら柔らかくなって、また違った美味しさが楽しめますね。
身離れがいいので、お子様も食べやすいと思います。あ、いや、子どもには贅沢かな(笑)
アコウの味噌汁 レシピ
材料
・アコウのアラ
・白味噌
・合わせ味噌
作り方
1.アコウのアラに水を入れ、火をかけます。
2.沸騰したら火を弱め、アコウの旨みをしっかり出します。
3.白味噌多め、合わせ味噌少なめで溶きいれ、味を調えたら完成!
完成!
アコウの旨みが存分に出て、こりゃぁ旨い!
アコウの刺身で飲み過ぎた二日酔いの朝にぴったりです。
アコウ まとめ
尾道市では2007年頃から毎年アコウの稚魚を放流し、漁獲量を大きく増加させることに成功したのだそう。
毎年秋には、地魚を扱う飲食店で「尾道あこう祭り」が開催されています。
旨みが濃くて食べ応えのあるアコウ。
カルパッチョやアクアパッツァでイタリアンにしても美味しそうですね。
スタンダードに煮付け、アコウしゃぶしゃぶもいいなぁ。
名釣師さま、本当にありがとうございました。