「裸で失礼します」
「裸ですみません」
ふと気付けば、このセリフを月に数回は言っているように思います。
ちょっとエッチな想像をした方がいらしたら、残念でした。裸は裸でも女性の裸じゃなくて、お金の話でございます(笑)。
ぽち袋を常に持ち歩くようになったエピソード、ご紹介しますね。
目次
ぽち袋を使うシーン
一番有名なのは「お年玉袋」ですよね。
アルバイト先で「大入袋」をもらって喜んだ経験のある人もいらっしゃるでしょう。
一般的には、目上の人やお客さん側から感謝や期待の気持ちをこめて、ぽち袋に入れた現金をお渡しするもの。
亡くなった祖母や母が、旅行中に運転手さん・ガイドさん・仲居さんなどへ、ぽち袋をそっと手渡していたのを覚えています。
「おばあちゃん、今度の旅行にゃぁ、ポチを何個用意しときゃええかねぇ?」
なんて旅行前に相談してた光景も懐かしい。
昔から日本では「裸銭(はだかぜに)を渡すことは下品」とされていて、冠婚葬祭では熨斗袋、日常ではぽち袋、ぽち袋が間に合わないときには懐紙やティッシュに現金を包むのが習慣づいています。
が、熨斗袋はともかく、ぽち袋を使っている方は年々減っているのではないかしら。
ぽち袋を持とうと思ったきっかけ
普段から参加費や治療費等をお支払いする際には、
・釣銭がいらないよう準備しておく(できるだけ新札で)
・「裸で失礼します」と一言添える
ことには気を付けていましたが、ここ半年ほどの間に「ハッ!」とするシーンが2度あり、考えを改めました。
お世話になっている社長さんの奥様が、イベントスタッフさんへそっとぽち袋を渡される仕草がとても粋だったこと。
会費集金の際、中学生になる知人のお嬢さんが封筒に包んだお金を出されて、「なんていい教育をされてるご家庭なんだろう」と感動したこと。
いやもう、わたしも含めその場にいた大人全員、頭が下がる思いでしたよ。
裸銭でお渡しするのは失礼だという自覚を持って、常々「裸で失礼します」と言ってるのだから、お金はちゃんと袋に入れてお渡しするようにしよう!
伊予和紙ふわり みきゃんのぽち袋
しまなみ海道で見付けた、愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」のぽち袋。
伊予和紙なので手触りがよく、お渡しした際に会話のきっかけにもなりそうですよね。
封とめシールも可愛いの。
お財布に入れてみた
相手に合わせて使えるよう、1枚ずつ常備しておくことに。
ビニール袋に入れて、領収書などを入れているお財布スペースへインしました。
これで安心!
お財布は収納スペースがたくさんある「LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) モノグラム長財布 ポルトフォイユ・サラ」を愛用しています。
カード収納箇所も多いうえに、お札、小銭、領収書、ショップカードなどを分けて入れられるので、すごく便利!
▽
ぽち袋の便利な使い方
現金を入れる以外にも、図書カードやマックカードを入れてプレゼントしたり、小物や飴ちゃんを入れるにも良さそう。
実際に役に立つ現場に遭遇したら、またご報告しますね。
ぽち袋の注意点
「ぽち」という名のとおり「少額のお金を入れるもの」ですので、1万円以上包むときは熨斗袋か長4封筒へ入れましょう。
あと、上司など目上の方へぽち袋を使うのは失礼にあたりますので、ご注意を。
幹事や受付をよく務める立場から言わせていただければ、いくら丁寧で美しい習慣とはいえ、多くの人が集まるときは「お釣りのいらない金額を、裸でサッとお支払い」いただけるのが助かります。
まとめ
思いやりのこもった美しい日本の習慣、できることから日常へ取り戻していきたいですね^^