いんおこ巡礼-3.
しまなみ海道に浮かぶ因島(いんのしま)は、島内に50軒以上のお好み焼き屋があるというお好みアイランド。
「いんおこ」(因島のお好み焼き)めぐりをする人も多く、店舗それぞれのこだわりや自分好みの逸品を見つけるのが楽しい島グルメなのです。
今回お邪魔したのは、自転車神社「大山神社」のすぐ近くにある老舗『つくし』さん。
あっさり美味しい「いんおこ」をご紹介しますね。
いんおこの特徴は?
そばでなく、うどんを入れるのが一般的。
ソースは「ミツワソース」を使っている店舗が多い模様。
ちくわ、カマボコ、のしイカ、コンニャクなど、お店によって具材のこだわりあり。
尾道市街地はいか天&砂ズリ(砂肝)が特徴なので、違いが面白いですね。
つくしのメニューは?
入店し、大きな鉄板の前に座ってもメニューが見当たらない。
壁や周囲を見渡しても、やはりメニューらしきものが見つけれらず。
キョトキョトしていたら、女将さんが笑顔で「そばかうどんかだけ言うてくれたらええよー」と。
なるほど、お好み焼きは1種類で、中に入れる麺をそばかうどんか選ぶだけのシステムなのね。
つくし、ミホが食べたのは?
因島らしくうどんをチョイスして、焼ける様子を楽しみましょう。
つくしのお好み焼き
先に麺類をソースで炒めるんですね。
ソースはやっぱりミツワソース。
お好みソース、ウスターソース、広島風激辛お好みソースをブレンドしておられるそうです。
生地を丸くのばして、鰹粉を。
「うちは生地の上にすぐ麺をのせるんよ~」
へぇ、生地の上にはキャベツをのせるものだと思ってました。面白い。麺はご近所の製麺所のものだそうです。
麺の上へキャベツどっさり。
紅しょうが。
豚バラ肉。
「上からかける生地は、少なめがポイントなんよ」。
お好み焼きは糖質過多になりがちなので、小麦粉減はいいですね。
たっまごっ♪
写真を撮りそびれちゃいましたが、地物の小海老が殻ごと入るんです。
完成!
「ビールください!」と言いたいところですが、サイクリングなのでガマンガマン。
蒸されて甘みを増したキャベツと、具材とソースの旨みを吸ったうどん、美味し~ぃ!
全体的にあっさりしていて、万人好みなお味ですね。
地海老の殻がカリカリに焼けていいアクセントになってるし、海老の旨みと甘みも加わって、ほんと美味しい。
備え付けの激辛ソースを足すと、辛みがいい刺激になって、パクパク食べ進んじゃいます。
あ、結構辛いので、辛いのが苦手な方はちょびっとずつお試しくださいね。
「ミツワの激辛ソース、キャベツ炒めにも美味しいんよ」と、キャベツをサービスしてくださいました。
うんうん、こりゃ旨い。ありがとうございます。
つくし、雰囲気や接客は?
鉄板前の席と、カウンター席あり。全10席。
近所の方はお持ち帰りするケースが多いようです。
お綺麗でトーク上手な女将さんが、因島やお好み焼きのことを楽しくお話ししながら焼いてくださるので、待ち時間も退屈知らず。
店前にサイクルラックはありませんが、目の前が自転車神社「大山神社」なので、境内へ預けておけば安心です。
※宮司さんか巫女さんにひとこと断ったうえで利用させていただきましょう。お礼のお賽銭も忘れずに(^^)
お店情報
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