「鍋」を愛する人々が、尾道市で毎月1回、月替わりの鍋を楽しむ尾道鍋研究会。
2025年1月新年例会は、毎年恒例「幸せを呼ぶ『ふく』コース」。
場所は尾道鍋研究会ではおなじみ、向島『居酒屋せいちゃんち』さん。
せいちゃんの繊細な技と情熱が光る、冬の贅沢をご紹介しますね。
2025年1月新年例会 お料理ラインナップ
幸せを呼ぶふくコース メニュー。
〇本日のお通し
〇煮こごりゼリーよせ
〇白子のクリームコロッケ
自家製からすみで
〇西京焼きと白子のタタキ
〇てっちり&しゃぶしゃぶ
〇雑炊
〇も塩アイス
〇飲み放題付(ふぐのひれ酒入)
まずは、生ビールでかんぱーい♪
丁寧に仕込まれた本日のお通し。
海老のなかで一番好きなしらさ海老をはじめ、ちぃちぃいかやコハダ、ローストビーフにわけぎなど山海の珍味が盛りだくさん♪
ふぐコースの前哨戦として、舌の準備を整えてくれる絶妙な味わいでした。
艶やかな煮こごりゼリーよせ。
上品な透明感のある煮こごりは見た目の美しさだけでなく、口に含んだ瞬間に広がる繊細な旨味のハーモニーが絶妙です。
上に盛られた雲丹とイクラの鮮やかなコントラストは、冬の宝石箱。一口食べるごとに、至福のため息が漏れちゃいます。
そりゃもう、この子の出番ですよね。
ひれ酒は、ふぐ料理には欠かせない伴侶。
炙ったひれから溶け出す旨味と香りが日本酒に移り、ふぐ料理の味わいを何倍も引き立ててくれます。
西京焼きと白子のタタキは、ふぐの魅力を珍しい調理法で楽しめる贅沢な一皿。
西京焼きはまろやかな甘みの西京味噌がふぐの旨味を引き立て、香ばしく焼き上げられた表面と、中のしっとりとした食感のコントラストが絶妙。
白子のタタキは、外はサッと炙られて香ばしく、中はとろりと滑らかな食感。白子本来の濃厚さと風味を最大限に引き出した一品で、タタキならではの香ばしさが白子の味わいをさらに引き立てています。
白子のクリームコロッケ。
この発想はすごい。白子の魅力を極めた逸品です。
外はカリッと黄金色に揚げられ、中からは濃厚でクリーミーな白子があふれ出します。
自家製からすみのパウダーが塩気と深い旨味で全体を引き締め、ほんと絶品!
一口食べた瞬間、思わず目を閉じて「うーん!」と唸ってしまう美味しさです。
からすみの芳醇な風味と白子の濃厚さが見事に調和した、せいちゃんのヒラメキと技が光る逸品でした。
いよいよてっちり&しゃぶしゃぶの登場です。
大皿に豪勢に盛られたてっさ(ふぐ刺し)は、薄切りにされたふぐの透き通るような白さと繊細な食感にメロメロ。
目を見張るほど豪勢に盛られた上に、濃厚な雲丹が添えられています。
ふぐの淡白な味わいと雲丹の深い旨味が見事に調和し、ポン酢につけて味わうと、風味豊かな酸味と甘みが口の中で踊ります。
てっちりは季節の野菜と共に、ふぐの旨味がたっぷり溶け出した地魚白湯スープで楽しみます。
ふぐの身が煮込まれることで旨味が凝縮され、一口ごとに深みが増していきます。薄切りのてっさをさっとくぐらせるしゃぶしゃぶと、食感の違いも楽しめました。
感動の締めくくりは、雑炊!
「この雑炊を食べるためにてっちり食べる言うても過言じゃないよね〜♪」と全員感激。
尾道近海で獲れた新鮮な魚の旨みがじっくりと抽出された「地魚白湯スープ」に、てっちりで旨味が増してるんですもの。
一口ごとに幸せな気持ちに包まれました。
デザートは藻塩アイス。
ふぐコースの締めくくりにぴったりな、さっぱり後味のデザートでした。
寒い冬の夜に味わう「福を呼ぶ河豚コース」は、その名のとおり、福をたくさん呼び込んでくれる幸せに満ちた特別コース!
料理のひとつひとつに、せいちゃんの技術と情熱が詰まっていて、せいちゃんちの奥深さを再確認できる素晴らしい内容でした♪
今回も、参加者全員「超美味しかった!」と大満足な例会になりました。
せいちゃん、スタッフの皆さま、いつも本当にありがとうございます!!
せいちゃんちについて
広島県尾道市向島にある海鮮居酒屋。
店主せいちゃん自ら漁に出て、お客様の「美味しい!」のために、瀬戸内海の旬の魚介類を仕入れておられます。
人気メニューは、地魚刺身盛り合わせ、地魚寿司、山盛オニオンリング、地魚白湯ラーメンなどなど。
地魚のあらや小魚をじっくり煮込んだ地魚白湯スープがベースの「地魚白湯魚煮込み」や「地魚白湯吸い」も必食ですよ。
尾道駅前渡船の向島側で下船後、徒歩約10分。尾道市街地から徒歩圏内です♪
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お店情報
尾道地魚専門 神原食堂 & 居酒屋せいちゃんち
尾道市向島町田尻5423
電話:0848-44-2258
https://seichanchi.com/
通信販売:https://shop.seichanchi.com/
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