昭和20年(1945年)創業からもなか一筋の『松永もなか』さんが、春限定で作られている「桜餅」。
何年も前から気になっていた「季節限定品」を、やっとこの手にできました。
「松のごとく永い年月栄えますように」。
地域の願いと代々店主の心意気がこもった伝統和菓子、ご紹介しますね。
桜餅(季節限定)
ちょうどモーリーこと森山店主がいらっしゃったので「桜餅、買いに来たよ~!1パックください」と勢い込んでお願いしたところ、
「桜餅はお世話になってる方にお配りしてるものじゃけぇ、代金はいらんよ」と驚きのお言葉。
ありがたく1パック頂戴し、もなか詰合せを購入させていただきました。
パックを開けると優しい春の香りがふわっとたちのぼり、幸福感に満たされます。
桜餅をくるんでいる葉は、奈良県吉野地方の桜の葉を塩漬けにしたものを、軽く水洗いして使っておられるそう。
吉野といえば西行法師や源義経にも縁が深い桜の名所で、関西在住時代は毎年桜を愛でに行っていた想いでの地でもあります。
桜色に淡く色付いた餅米は、もちもちしっとり。
餅米のなかには『松永もなか』さん自慢の極上粒餡がみっちり入ってます。
餡の甘みと桜の葉の塩気のバランスが素晴らしくて、甘いものが苦手な方にも喜ばれそう。
優しくて上品な味わいのなかに塩味がピリリときいて、ほんと極上のお味です。
松永もなか
松永もなか 1個170円。
添加物一切不使用、北海道産大納言小豆を使用した上質の粒餡を、もち米100%の皮に、ひとつひとつ丁寧に詰めて手作りしておられます。
パリッとした薄皮に包まれた、ほんのり甘い上品な餡子。
日本人に生まれた幸せをしみじみと感じられるお味。
この艶々の美しい餡、もはや芸術の域ですよね。
説明書には「なるべく早くお召し上がりください」と書いてあるけれど、「2、3日おいて、餡が少しシャリシャリになってきたところも美味しい」という噂。
うん、うん!シャリシャリ感がまたクセになる!
多めに買って、できたての味わい、3日後の味わい、焼きもなか、おしるこ、アイスもなかなど、いろいろ楽しんでみてください♡
焼きもなか、アイスもなかも美味しいですよ♪
▽
松永もなか、雰囲気や接客は?
カメラマン、映像クリエイター、ドラマーなど、多彩な方面で活躍中のモーリー店主。
第一印象は「寡黙な人」だったのですが、和菓子、原材料、音楽、美術芸術、プロレスなどについて語りだしたら止まらない情熱的なオトコです。
伝統に培われた本格もなか、ぜひ召し上がってみてください♡
お店情報
〒729-0104 広島県福山市松永町4-17-7
電話:084-933-3517
営業時間 8:30~19:30
▽