日本国内ではまだ珍しいスタイル、フランス発祥の、郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストラン「オーベルジュ」。
土佐の自然に抱かれた『オーベルジュ土佐山』は、オープン当初から憧れていた宿泊施設。
土佐山の山と川の幸、高知近郊の海の幸・山の幸、 厳選素材を活かした創作和食料理がいただけるとのことで、訪問前から期待に胸が膨らみます。
目次
オーベルジュ土佐山 ディナーメニュー
葉月16日「土佐和牛の藁焼きステーキ」コース。
せっかく高知まで行くのだからと、一番お高いプランを選択しちゃいました。
オーベルジュ土佐山 ミホが食べたのは?
レストランへ行くと、数品セッティングされていました。
食前酵素
桃太郎フルーツトマトいごてつソルティ。
天日塩「いごてつ」が桃太郎トマトの甘みをひきたてて、すごく美味しい。
冷野菜
窪川手作りウィンナーと山の恵みサラダ。
どの野菜も、味が濃くてシャキシャキ。窪川ポークも旨みが深いですね。
土佐の夏酒 飲み比べ三種
「ここでしか呑めない地酒はありますか?」と聞いて、お勧めしてもらった三種セット。
土佐しらぎく涼み(純米吟醸 +2)
安芸郡芸西村「仙頭酒造」。
名前のとおり、透明感のある涼やかな味わい。
久礼 花火を見ながら晩酌する河童(特別純米酒 +12)
高岡郡中土佐町久礼「有限会社西岡酒造」。
超辛口の生原酒。とはいえ香りはフルーティーで、口に含んだときの印象は甘め。喉越しと後味はキリリ爽やかな辛口です。
文佳人 夏純吟(±0)
香美市土佐山田町西本町「アリサワ酒造」。
スッキリと飲みやすくて、呑み飽きない味わい。お酒のお化けが描かれたラベルがとってもキュートです。
三種ともそれぞれの香りと味わいがあって、美味しゅうございました。
前菜
海月梅酢漬け。つぶ貝磯煮。錦糸瓜。いたどり炒め煮。ブルーベリーシロップ煮。
さっぱり梅酢のくらげ、食感もよくて大好きな味。
どのお料理も素材をひきたてるやや甘めな薄味仕立てで、優しさを感じます。
お凌ぎ
可愛いプチ寿司、田舎寿司。
御造り
鰹炙り造り。
ものすごく大ぶりにカットしてある、ほぼレア状態の鰹。
新鮮な鰹そのものの美味しさをダイレクトにいただけます。
ただ、他の方もクチコミで書いておられましたが、これは一口サイズにカットしてくださった方が嬉しいなぁ。
それと、薬味は山葵もいいけれど、高知らしく生姜、天日塩「いごてつ」も添えてほしかったです。
焼物
天然鮎の塩焼き。
ちょうどいいサイズの鮎で、頭からバリバリいただけます。
土佐山の清流育ちなので、香りがとっても爽やか、この夏一番の鮎でした。
油物
南京衣揚げ。野菜天ぷら盛り合わせ。
珍しいシナモン塩が、さつま芋・南京衣揚げによく合います。
ゴーヤと茄子は、美味しいお出汁と大根おろしで。
お口直し
ハーブティー「仁淀のとれとれ すがすがサマー」。
ネーミングはちょっとアレですが(笑)、ミントがきいて爽やか美味しい。
土佐キュイジーヌ
今夜のメイン、土佐黒毛和牛藁焼きステーキ登場。
写真を撮り忘れましたが、お肉に合わせてグラスワイン赤を追加注文しました。
棚田をイメージしたというお野菜の盛り付け、彩りも素敵。
焼き加減はミディアムレア。
ステーキソースは4種類から選べます。
選べるのですが、一番お肉に合いそうだと選んだガーリックソースが、甘過ぎる・・・。
これほどのお肉、シンプルに塩と山葵でいただきたかったぁ~!!!
止椀
土佐久礼宗田鰹と蛤のお吸い物。
蛤の潮汁に鰹の旨みと仏手柑の酸味が加わって、深いお味。
お食事
裕一さんちの土佐ジロー卵。
お米は、和田晃栄さんのひのひかり。
土佐ジロー、お箸で黄身が持ち上がります!
黄身の味がすごく濃厚で、このTKG、めっちゃ美味しい。
甘味
土佐ジロー卵の濃厚バニラアイス。
ほんと濃厚。もう、土佐ジローったら、大活躍ですね。
オーベルジュ土佐山 雰囲気や接客は?
夕方お風呂に入ったとき、子どもの多さにちょっと辟易し「ディナータイムもうるさかったら嫌だなぁ」と心配していたのですが、杞憂に終わりました。
小さいお子さんのいるファミリーは個室、大人だけのグループ、カップル、とうまく席を分けてあったのです。
お蔭様で、暮れゆく里景色を楽しみながら、静かにゆっくり美味しいお食事を堪能させていただきました。
スタッフさん皆さん、笑顔で丁寧な接客が板についていて、居心地も抜群。
夏のいい思い出が増えました。
朝ごはん編は、次回記事でお届けしますね。
お店情報
〒781-3222 高知県高知市土佐山東川661
電話: 088-850-6911
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