タイムマシンにのって昭和50年代に戻ってきたかのよう。
お酒を過ごして陽気になった人たちがつくる夜の空気に紫煙たなびき、美味しい魚をつまみながら夜が更けてゆく・・・。
「もう少し呑みたいし、食べたいね」とふらり入店した『寿し武』さんで、大将の腕とお人柄に魅了されました。
ディープ尾道ナイト、ご紹介しますね。
寿し武のメニューは?
お寿司、お刺身、天ぷら、焼きものなどなど。
「海老入り出し巻き」が名物だそうです。
壁にメニューが貼ってありますが、大将にその日のオススメを教えていただいたり、「大将、〇〇できますか?」とお願いしてみたり、大将とお話ししながら決めていくのがオススメです。
寿し武、ミホが食べたのは?
あっさり爽やかなポン酢でいただく、コリコリなまこ酢。
ふぐのひれ酒。
香ばしくてほんのり甘みがあり、ほっこり。
お寿司盛合せ(上)。女性の口に優しい小さめのシャリに、鮮度のいいネタがのってます。
中トロのなめらかなとろけ方、海老のぷりっと感に「いいネタを使っておられるなぁ」と感動。
ぷりぷり牡蠣のバターぽん酢。
バターと醤油の組合せって、濃いめの熱燗に合いますねぇ。
具だくさんな茶碗蒸し。
写真では分かりにくいですが、普通の茶碗蒸しの倍以上ある大きな器に、穴子、椎茸、鶏、銀杏、海老などの具材がどっさり入ってるんです。
上品なお出汁でふわふわに蒸された茶碗蒸し、いろんな食材の旨みがしみ出ていて、呑んだあとの五臓六腑を優しく癒してくれます。
この茶碗蒸し、呑んだあとの〆に最高!
ひれ酒のつぎ酒をお願いしたら、「呑みっぷりがええけぇ」とサービスしてくださった酒盗。
うんうん、名前の通りお酒がどんどん盗まれていきます。
大将、ありがとうございます。
寿し武、雰囲気や接客は?
冒頭でご紹介したとおり、古き良き昭和をダイレクトに感じられる小料理屋さん。
昭和のなかには「飲食店でも電車でもタバコが吸えた時代」も含まれるので、「最近タバコが吸えるお店が少ないんよね」とボヤいておられる愛煙家には嬉しくてたまらない空間だと思います。
わたし自身はタバコは吸わないのですが、高校時代からバンドマンの煙に囲まれて生きてきたので、周囲で吸われるのは全然平気。
高級寿司やワインバーなど香りを楽しむお店では論外ですが、こうして「タバコをくゆらしながら楽しめるお店」が残っていることも嬉しく感じます^^
大将も常連さんもすごくフレンドリーで垣根がなく、初回から馴染んで寛がせていただきました。
近いうちにおなかを空かせてまた伺おうっと♪
お店情報
寿し武
〒722-0045 広島県尾道市久保2丁目20−3
電話: 0848-37-0288
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