桜が好きで好きで大好きで、「桜前線とともに、日本縦断旅行をする」のが夢の一つです。
「毎年必ず見たい!」わたしのソウル桜は、大宝山(千光寺山)「千光寺公園」の桜。
物心つく前から毎年見ているので、ここの桜を見ないと春が来た気がしないんですよ。この一年は尾道城解体、展望台解体中、猿山の最後の1匹死去など、千光寺公園に大きな変化がありました。
大好きな千光寺山の桜、ご紹介しますね。
2021年の桜
標高144.2mの千光寺山。
平日の早朝を狙って撮影に行くので、駐車場まで渋滞なしで到着できました。
2020年は屋台は1つも出ていませんでしたが、2021年は数店復活。
千光寺湧水と尾道市立美術館。
これは撮影しておかないと。『尾道冷凍工業』さんのぼんぼり。
尾道市観光課からの飲食・宴会自粛およびマスク着用、ソーシャルディスタンス確保のお願い。
コロナ禍の早朝とはいえ、まったく人気がない千光寺公園は物悲しく感じてしまいますね。
本当に尾道城がなくなってしまったんだなぁ。賛否両論あるお城ではありましたが、子どもの頃から慣れ親しんだ建築物が視界から消えるのはさみしい。
『鉄道広告』さんの尾道キャラクター「にゃもん」ちゃんが可愛い。
対岸に見える向島「兼吉の丘」も満開ですね。
『尾道市立美術館』。
大宝山権現院 千光寺
806年(大同元年)、弘法大師の開基。
名所「鼓岩」。
子どもたちには「ポンポン岩」と呼ばれ、巨石中央あたりを叩くといい音がします。
「赤堂」と呼ばれる千光寺本堂と桜。
弘法大師空海像。
お賽銭を入れ、参拝。
千光寺情報は尾道 千光寺【公式】Instagramで確認できますよ。
玉の岩大師について。
鐘楼と桜。
梵字岩。
鏡岩。
数々の伝説が残る、玉の岩。
文学のこみち「林芙美子」碑。
「海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい」
放浪記の有名な一節が刻まれています。福山方面から電車で帰るたびに、この一節を思い出しますよね。
文学のこみち「志賀直哉」碑。
「六時になると上の千光寺で刻の鐘をつく」
尾道人が「あぁ」となる「暗夜行路」の一節。
工事中:千光寺公園 展望台
展望台は立替工事中のため、周囲も立入禁止となっています。
千光寺公園頂上エリアリニューアル建設工事
発注者:尾道市建設課
設計・施工管理:AS
施工:大成建設
工期:2022年(令和4年)3月31日まで
請負金額;349,800,000
展望台完成予想図。
立入禁止区域。
工事扉の間から見える坂道。ここを歩けないのは残念。
昔「演芸館」があった広場には、工事管理事務所棟が建っています。
「文学のこみち」も一部立入禁止となっているのでご注意ください。
桜の和歌
余談ですが、桜が咲くと思い出す和歌、大好きな2首。
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
在原業平朝臣(古今和歌集、伊勢物語の第82段「渚の院」)
願わくは花のもとにて春死なむその如月の望月の頃
西行法師
撮影場所:
尾道市千光寺公園一帯。
千光寺公園
所在地: 〒722-0032 広島県尾道市西土堂町19−1
電話:0848-38-9184(尾道市)
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