2016年8月10日(水)就航「せとうちSEAPLANES」(シープレーンズ)!
水上を離着陸する飛行機の就航は、日本国内では実に半世紀ぶりだそうです。
「就航したら絶対乗りたい!」と夢見ていた飛行機に、8月19日に乗らせていただく機会を得ました。
低空から眺める瀬戸内海の多島美、ご紹介しますね。
目次
水陸両用機とは?
米アイダホ州の小型航空機メーカー、クエスト・エアクラフト・カンパニー「KODIAK100(コディアック100)」は、離着水できる「フロート」付きの水陸両用飛行機。
定期運行プランは、約50分。
尾道市浦崎町「ベラビスタマリーナ」内オノミチフローティングポートを飛び立ち、尾道水道、因島、生口島、多々羅大橋、能島、岩城島、生口島、因島、尾道水道をめぐって、オノミチフローティングポートに戻ります。
水陸両用機(定期運航プラン)の価格は?
<9月30日までの特別運賃(税込)>
〇平日
大人 2万4000円
小児 1万6800円
〇土日祝日
大人2万9000円
小児 2万300円
<10月1日以降(税込)>
〇平日
大人 3万2000円
小児 2万2400円)
〇土日祝日
大人 3万7000円
小児 2万5900円
※チャーターもできるので、詳しくはホームページをご覧くださいね。
水陸両用飛行機、チェックイン・待合室
駐車場向かいにあるスロープを登り、チェックインカウンターへ向かいます。
カウンター前には、宇宙へ旅立つかのような近未来的トンネルがしつらえてあり、否応なく異空間気分が高まりますねぇ。
カウンターには水陸両用飛行機の模型が置かれていて、「このプラモデル販売してくれたらいいのに」なんて思っちゃいます。
チェックイン
基本的に、荷物はすべてカウンターへ預けます。
貴重品を入れるための小袋がコチラ。「可愛い。プレゼントしてもらえるのかな♪」と期待してましたが、回収されちゃって残念。
あ、体重を気にする女性の皆様へ!
申込時点で、体重申告が必要です。
数kg少なめに申請したとしても・・・
チェックインカウンター前で、当日体重測定があるのです!Σ( ̄□ ̄|||)
でも安心してください。
当日の体重測定は数値が公表されないし、衣服着用&荷物を持っての測定なので、「このカメラ、5kgあるんです!」と言い張れます(笑)。
なので、自分が幹事(申込役)を買って出れば、関係者に体重がバレることはありません^^
ラウンジ(待合室)
常石造船やヨットハーバーを一望できる、解放的なラウンジ。
水陸両用飛行機のグッズを展示してあるコーナー。
早めにチェックインして、ゆったりした時間を過ごしたくなるラウンジです。
珈琲、紅茶、季節のフルーツティー、フレッシュジュース、そしてワインやシャンパンが用意されています。
あぁ、なぜわたしは車で行ってしまったんでしょうね。。。
しまのわビール、各種ドリンクも揃ってます。
すいかとレモン、ぶどうとレモン、季節果物のデトックスウォーター。
右にあるのは、尾道『やまねこカフェ』さん他のクッキーだそうです。
『尾道さつき会』さんのチョコレート。パッケージもオシャレ。
ナプキン、コースターのデザインも洗練されてますね。
しまのわビール
瀬戸内海周辺にお住いの方なら、ご存じであろうこの「瀬戸内しまのわ」マーク。
このデザインを担当された梅田デザイナーと、今回ご一緒させていただきました^^
水陸両用飛行機、乗ってみた!
ラウンジから離発着場へは、専用カートで移動します。
ヨットオーナーまたは水陸両用飛行機乗客しか入れないエリアへ突入。
チケット検査、身体検査を通過すると、目の前に水陸両用飛行機が迫ってきます!
スタッフさんに丁寧に案内していただき、いざ機内へ!
(いい意味で)狭い!
機長さんからコースや乗機中の注意事項の説明を受けると、鳴り響くエンジン音!
普段ジェット機で聞いてる音とはまったく異なる機会音に、ワックワク。
離陸ならぬ、離海直前! みんなテンションマックスです!
波しぶきをあげつつ水面をしばらく走り、
飛んだ!飛んだ!
みるみる陸と海が遠ざかってゆきます!
因島大橋と、島々が眼下に!
尾道水道を抜け(わたしは左側席だったので見えず)、岩子島、向島、因島が見えるゾーンへ。
空から見ても、真っ赤な向島大橋は可愛いですねぇ。
ちょっとガスがちなお天気でしたが、途中は抜けるような青空も見せてくれました。
広大な造船所を俯瞰できるのは、スパイになった気分です(笑)。
「あー!いつも通勤してる道!」
「いつも愛チャリ(ロードバイク)で通ってる道や、立ち寄る飲食店!」
「お友達の家々!」
地元人ならではの感動がおしよせてきて、涙ぐみそうになるわたし。
もともと愛してやまない尾道・しまなみ海道ですが、「低空から眺める」のは初体験。
あらためて「瀬戸内海の多島美はなんて美しいんだろう」と感激ひとしおです。
日本遺産に認定された「村上海賊」の皆さんも、自分たちが活躍した瀬戸内海を空から眺められる時代がくるとは想像もしていなかったでしょうね。
このフライトでは、瀬戸内海 芸予諸島の多島美、しまなみ海道にかかる巨大な橋々を、ジオラマのように楽しめます。
やっぱり、造船所萌え。
多々羅大橋上で大きく旋回し、能島や岩城島を通って、再び尾道水道上空へ。
尾道市街地ー!!!
尾道水道ー!!!
尾道大橋&尾道新大橋ー!!!
尾道造船ー!!!
尾道水道を抜けるとだんだん高度が下がってゆき、島々が間近に見えてきます。
着水!
予想より揺れも衝撃も少なく、快適な50分の空旅を楽しませていただきました。
「冬は景色がクリアだけど、結構揺れる」
「春は上空から眺める桜がオススメ」
とのこと。次は春の桜を低空から眺めてみたいなぁ~♪
トム・クルーズ『トップガン』、『007』シリーズ、ジブリ映画『紅の豚』、あらゆる映画のテーマソングが脳内再生される体験です。
ベラビスタマリーナ
南国リゾートに来たかのような雰囲気。
ヨットハーバーと水陸両用木離発着場。
ホットドッグカフェもオススメです。
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企業情報
インターネットから予約すると5%OFF!
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株式会社せとうちSEAPLANES(ツネイシホールディングス)
https://setouchi-seaplanes.com/
水陸両用飛行のあとは、ベラビスタマリーナ内のパスタカフェへ。
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