しまなみ海道 生口島 瀬戸田町の『日本料理まきの』さん。
ピビンパとパエリアと炊き込みご飯のいいとこどりをしたかのような名物料理「鉄なべ鯛めし」をはじめ、江戸時代からの伝統を受け継ぐ箱御膳、旬の鮮魚料理など魅惑的なお料理ばかり。
伺うたび素晴らしい進化に魅了される、日本料理の枠を超えた名店なのです。
ドライブやサイクリングの目的地にしてほしい日本料理店、ご紹介しますね。
まきの日本料理のメニューは?
鉄なべ鯛めし 1,404円
海鮮どん 1,620円
他、箱御膳、さしみ定食、穴子押飯、など。
昼・夜とも予算と好みを伝えて、コースを組んでいただくことも可能です。
名物「鉄なべ鯛めし」未体験の方は、ぜひこの動画をご覧になって!
まきの日本料理、ミホが食べたのは?
ちょっと贅沢に、シャンパーニュでかんぱーい♪
2018年に無茶なボリュームのお仕事を、素晴らしいクオリティで納品してくださったデザイナーさんへの御礼会。という名の女子会もどき(笑)。
スッキリしたなかに蜂蜜のような香りとほのかな苦みが美味しい「Duc de Chanais Brut」(デュック・ド・シャネ ブリュット)。
生産者:ブラシャン・シャピュ
生産地:フランス/シャンパーニュ
葡萄品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ
「葉っぱや茎をかじってみてね」と言われてビックリ、ワサビ!鼻がツーンと痛くなるほどの辛みはないものの、ピリピリ舌にくる刺激が美味し楽しい。
日本料理店だから八寸とか先付というのが正しいのでしょうが、アペリティフとかアミューズとか呼びたくなる華やかな一皿。器として使われているのは、瀬戸田『耕三寺』内の大理石庭園「未来心の丘」と同じイタリア大理石なんですって。
右から、鶏のレバー、クリームチーズ入りミニトマト、ナマコの醤油漬け、ピンク胡椒とムール貝。
同じく右から、茹で海老、飾り包丁ラディッシュ、黄身の味噌漬け、タコとイクラ、数の子の醤油漬けトリュフのせ、柿を抱いた鴨。
手間暇と愛情かけて、創意工夫いっぱいに作ってくださっている品々、牧野大将のお気持ちとお料理の美味しさに感動しつついただきました。
おつくりは、シマアジ、鯛、たいらぎ貝。
レモンとワサビでいただく鮮魚が、シャンパーニュと合う合う。嬉しい驚き。
「小皿は、アワビの肝酢です」。ポップな色付けが可愛い器の中身は?
フクロアワビの茶碗蒸し、アラレとタピオカ入り。しっとり上品な茶碗蒸しに、柔らかいアワビとムニュッとしたタピオカの食感は初めての経験。なんと美味しいんでしょう。
網脂でくるんだ鯛の蒸し物と、色とりどりの季節野菜。
鯛で海老と大葉をくるみ、その鯛を更に網脂でくるむとは、アイディアも手のかけ方も感服。淡白な鯛にどっしりした旨みが加わったところへ、海老の甘みもやってきて、至福の時間でしたよ。
まさかの牛ヒレと、グリル野菜。噛むほどに旨みを増す和牛と、グリルで甘みが際立った野菜たちのみごとな饗宴。
当たり年で美味しいと評判の、2018年ボジョレー・ヌーヴォー。
「すっごく美味しいけど、さすがにおなかいっぱいになってきたね」
「次はごはんものかな?」
なんて話してるところへ、厨房からジュワジュワジュワ・・・。
「え?あの音、なにか揚げてる?もう食べれんけど」
いやいや、とびきり美味しいものは食べれてしまいますね。カニと白子の創作揚げ。
カラフルなアラレをまとった濃厚な白子、ふんわりほぐれるカニに、瀬戸田レモンをたっぷりかけて。
〆はあっさり、蕎麦の実入り雑炊。この雑炊の塩加減、蕎麦の香ばしさが絶妙で、みんな満腹なのに「えー!めっちゃ美味しい」と瞬殺で完食。
甘味料をまったく感じない、酸っぱ過ぎるレモンのシャーベット。レモンも酸味も大好きなのですが、これは酔いがさめるレベル(笑)。でも美味しかった。
本当のラストは、リンゴの葛煮。
シナモンの香りをまとったとろ~り葛餡とシャキシャキ感が少し残るリンゴが最高。
牧野家の甘酒づくりをお手伝いするつっくん。牧野大将手ずからすりこ木の使い方を指南してくださり、
「そうそう。初めてでその動きができるって、筋がいいよ!」と褒められて、嬉しそう。
京都『さるや』さんの爪楊枝に巻かれていたひとこと。「梅も桜も牡丹も厭よ私しゃ返事をきくがよい」。花よりも貴方の気持ちが知りたい、って解釈でいいのかな?
よく食べてよくしゃべって、とっても楽しい&美味しい夜でした♡牧野大将、奥様、今回も本当にありがとうございました。
まきの日本料理、雰囲気や接客は?
繊細かつ極上、さらに創意工夫が素晴らしいお料理に魅了されまくっている名店です。
ジョーク好きで楽しいご主人と、優しくて可愛い女将さんがいつも笑顔で迎えてくださり、初訪問の方も常連さんのように落ち着けます。
ランチタイム・ディナータイムともに予約で満席のことが多いので、行かれる際は早めに予約をされてくださいね。
お店前に大きなサイクルラックが設置してあるので、しまなみ海道サイクリング時のサイクリングルメ、サイクリングランチにもオススメです。
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お店情報
日本料理まきの
〒722-2413 広島県尾道市瀬戸田町沢209−26
電話: 0845-27-3032
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