尾道海岸通り「おのみち海辺の美術館」隣に、映画『東京物語』の銘版が設置されています。

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尾道・しまなみ海道スポット
尾道海岸通り「おのみち海辺の美術館」隣に、映画『東京物語』の銘版が設置されています。

尾道・しまなみ海道スポット

2019.10.15

尾道海岸通り「おのみち海辺の美術館」隣に、映画『東京物語』の銘版が設置されています。

2019年4月13日、尾道ライオンズクラブ60周年事業として、映画『東京物語』の銘板が尾道海岸通りに設置されました。

小野安二郎監督の名作『東京物語』は、尾道のシーンで始まり尾道のシーンで終わる、尾道と縁が深い映画。

今も世界中から「小津ファン」の方々が、尾道を訪れています。

尾道散策で立ち寄っていただきたいスポット、ご紹介しますね。

1 映画『東京物語』銘板
- 1.1 映画『東京物語』
- 1.2 映画『東京物語』ロケ地マップ
2 事業者情報
- - 2.0.1 投稿者プロフィール

映画『東京物語』銘板

尾道海岸通り「おのみち海辺の美術館」隣に、横100cm・縦80cmのステンレス製銘版が4枚設置されています。

2012年、映画『東京物語』(小津安二郎監督　1953年松竹株式会社製作)が、世界の歴代の映画の「Directors　Top　Films」の第１位に選ばれる。（ロンドン「British Film Institute ,BFI」が10年に一度、現役映画監督の意見により歴代映画トップ10を選出する。2012年には358名の監督が参加し、48票を得て第１位となる）
　尾道のシーンで始まり、尾道のシーンで終わるこの映画の聖地は、まさに尾道の象徴である。地元に縁の深い志賀直哉(「暗夜行路」の著者)を敬愛する小津安二郎監督がこの映画を監督したという足跡が、今も脈々とこの町に存在する。多くのシーンはスタジオで撮影され、現場ロケは東京、熱海、尾道と数少ない。映画『東京物語』は日本にとっても尾道にとっても文化財産である。
　
In 2012, the movie “Tokyo Story” (1953, directed by Yasujiro Ozu, produced by Shochiku Co., Ltd.) was selected as the best film of all time in “Directors’ Top Films” – a ranking of all movies in history from around the world. Once every decade, the top 10 films of history are selected by a group of active film directors. This time, 358 directors of the British Film Institute (BFI) participated in the voting and “Tokyo Story” was selected as No. 1 with 48 votes.
The movie begins and ends with scenes of Onomichi. The locations of these scenes are now considered to be symbols of Onomichi. Director Yasujiro Ozu was an admirer of Naoya Shiga, who resided for a time in Onomichi and wrote “A Dark Night‘s Passing”, and Director Ozu made his own lasting impression in this town. Many scenes were filmed in the studio, and only a few scenes were shot on location in Tokyo, Atami, and Onomichi. The movie “Tokyo Story” is a valuable cultural property of both Japan and Onomichi. 銘板より

銘版4枚のうち3枚には、浄土寺の灯篭など『東京物語』の尾道シーンが印刷されています。

尾道水道の美しい景色と『東京物語』銘板、尾道散歩がますます楽しくなりますね。

映画『東京物語』

『東京物語』（とうきょうものがたり）は、1953年に公開されたモノクロの日本映画である。監督は小津安二郎、主演は笠智衆と原節子。『晩春』（1949年）、『麦秋』（1951年）、『東京物語』（1953年）で原節子が演じたヒロインはすべて「紀子」という名前であり、この3作品をまとめて「紀子三部作」と呼ぶことがある。昭和28年度文化庁芸術祭参加作品。

上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、夫婦と子供、老いと死、人間の一生、それらを冷徹な視線で描いた作品である。戦前の小津作品、特に『戸田家の兄妹』などにすでに見出されるテーマだが、本作でより深化させられることになった。「ロー・ポジション」を多用し、カメラを固定して人物を撮る「小津調」と形容される独自の演出技法で、家族を丁寧に描いている。家族という共同体が年を経るとともにバラバラになっていく現実を、独特の落ち着いた雰囲気でつづっている。Wikipediaより

　
監督：小津安二郎（Directed by Yasujiro Ozu）

脚本：野田高梧・小津安二郎（Written by Kogo Noda, Yasujiro Ozu）

撮影：厚田雄春（Film shot by Yuharu Atsuta）

製作：松竹株式会社（Production company Shochiku Co., Ltd.）

出演者：笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子、山村聡（Cast: Chishu Ryu, Chieko Higashiyama, Setsuko Hara, Haruko Sugimura and So Yamamura ）