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『阿・吽』byおかざき真里!最澄と空海、日本を変えた天才僧侶2人の人生に迫るハイスケールなマンガ!


日本の仏教の礎を築いた天才僧侶2人、最澄と空海の生い立ちから人生を描くハイスケールコミック「阿・吽」(あうん)。

太陽のようにギラギラ邁進する弘法大師空海と、月のように静かに佇む最澄のキャラクター対比がみごとに描かれており、仏教や歴史に詳しくない人もあっという間に物語世界に惹き込まれます。



2016年にこのマンガと出会い、今一番どハマりしている作品。

ミホの超オススメマンガ、ご紹介しますね。

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マンガ「阿・吽(あうん)」とは?

 



日本の天台宗の開祖、最澄。

真言密教を確立した空海。

おかざき真理さんの繊細かつ大胆な筆によって、2人の人生が華麗に衝撃的に描かれています。

二大僧侶が題材とあって崇高で美しい物語かと思いきや、僧侶の女犯や巷に跋扈する野盗など、時代の暗黒部分にも果敢に斬り込んでいるのがすごい。

目を背けたくなるようなエグいシーンにも何度も出会うことになり、戸惑いつつも、不安定だった当時の情勢を知れるのです。

最澄も空海も「徳を積まれた完璧なお坊様」としか認識していなかったことを後悔する名作。

スケール感も画力もダイナミックで、フィクションマンガではあるけれど、平安時代の時代考証、最澄と空海の人間性に触れるきっかけとしてとってもオススメなマンガなのです。

 

1巻

 

1571年、織田信長によって比叡山が焼き討ちされるシーンから物語は始まります。

そう、天台宗 比叡山といえば、多くの人にとって「織田信長に焼き討ちされた山」という印象が強いですよね。

この物語は比叡山焼き討ちの800年前、奈良時代から平安時代にかけてが舞台。

泣き虫で感受性の強い広野(最澄)、常に命がけで破天荒な人たらしな真魚(空海)の、魅力があますところなく描かれていて1巻からぐいぐい惹き込まれてゆくのです。

朝廷や貴族の腐敗をことごとく感じ取ってしまう真魚の鋭敏な感性と天才性。

貧しい村娘や最澄を崇拝している後輩僧侶の相次ぐ理不尽な死が残酷に描かれれていることで、泣き沈む最澄の清廉さが際立つ作家の構成力と画力も圧巻。

最澄も真魚も「エリートコース」を歩める家格と資質を持っているにも関わらず、信念に従って進んでしまう過程もよく分かります。

水際で瞑想中の最澄を真魚が発見するシーンで、2巻へと。



 

2巻

 

比叡山へ入山した最澄が己の無力さに絶望し、大切に収集していた経典を小屋ごと燃やして慟哭するシーンが心に深く響きます。

試練の苦悩が続くなか、「すべての人を救いたい」信念を曲げず進んでゆく姿が清々しく本当に立派。

中盤から桓武天皇、藤原種継、和気清麻呂など日本史で習った人物も続々と登場し、最澄が朝廷の闘争へ巻き込まれてゆきそうなところで3巻へ。



 

3巻

 

真魚が「空海」となる壮絶な過程が描かれている3巻。

室戸岬にて経を100万回唱える荒行「虚空蔵求聞持法」に挑む真魚の姿に、肌が泡立ちます。

神秘的な集団ツチグモ一族との交わりにより、高野山を守ることを決意する空海。

いやはや、ストーリー展開がみごと過ぎる。

全く異なる人生を歩みながら、同時期に唐へ渡ることを決意する最澄と空海がどうなるのかは4巻へ。



 

4巻

 

桓武天皇と安殿親王の親子間の確執が、最澄が袂をわかった南都六宗と最澄との講義対決、そして最澄と空海の邂逅へと繋がっていく4巻。

唐行きの決意を固める2人にそれぞれ厚い壁が立ちはだかりますが、周囲の人々を巻き込みながら遣唐使入りを目指します。

どこまでも清廉な最澄と、破天荒な空海。

最澄は遣唐使に選ばれ、空海は選ばれなかったところで5巻へ。


 

5巻

 

遣唐使として旅立つ最澄へ続々とお願いごとに訪れる人々、遣唐使に選ばれず仏足頂礼(五体投地)を何日も続けて倒れる空海。

人生の明暗が別れたかのように始まる5巻ですが、運命は空海に味方し、遣唐使船に乗れることになるのです。

大宰府で邂逅した2人が、高みへ高みへ、そして深みへと読経を続けるシーンは息をするのを忘れるほどの迫力。

ついに唐へ辿りついた2人の運命がめちゃめちゃ気になるところで、6巻へ。



 

6巻

 

華やかな長安で様々な民族と出会い、密教を学びつつ世の心理に迫りゆきます。

「色即是空 空即是色」。

わたしの実家も真言宗なので、幼い頃から耳にしていた言葉が多く登場。

難しい仏教用語が多用されているのに、登場人物のしっかりしたキャラクター作りと画力でとっつきにくさを感じさせないのが素晴らしい。

一方、天台で一心不乱に経文を読み法華経の深淵に迫った最澄は、帰国を前に寺僧から「あなたは運がない」と言われてしまいます。

この言葉が帰国船を前に強く暗く生き、最澄と空海の運命を大きく隔ててしまったところで7巻へ。



 

セット買いがお得

 

阿・吽 1-6巻セット
 ▽


 

まとめ

 

いやぁ、ほんと読み応えのあるマンガです。

日本へ帰国したあとの最澄がどうなるのか、唐に残った空海がどのように真言密教を学んでゆくのか、次巻が待たれてなりません。


尾道の名刹「千光寺」は、大同元年(806)弘法大師空海の開基とされています。
 ▽
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<本谷美穂 Miho Mototani>
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